2025年6月28日更新(2025年7月6日ページ移動)

──2025年6月第4週のニュース──

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6月28日(土) 【続報】西村センセイ、(今度こそ)人生最後の「カフェロップ」に出逢い、即、購入する

 速報性重視の観点から、お伝えしたばかりの「カフェロップ」の続報を。

 今はまだ未開封の「カフェロップ」が手元にありますが、使用頻度を考えるとそんなに長くは持たない。在庫は期待できないなので、適当な代替品を探す必要があります。倖い生鮮食料品などと違って、眠気防止薬は長持ち。(ただし使用期限はある)
 使用機会は限定されるし在庫の管理も容易。手持ちの量に合わせて補給すればいいのです。

 代替品選定の基準は、いずれも1回当たりの有効成分(無水カフェイン)量と価格。「カフェロップ」がそうであったように、後者については代替品もお店によって値段が異なるはずで、これは実際に調べるしかありません。
 講義のある日は無理だったので昨日と今日、お昼に外出した際に近くのドラッグストアへ。

 他の用と併せての、しかも徒歩での外出。陽射しが強いので戸外での活動時間に制限があります。だからまだ候補の半分くらいしか回っていません。
 それもあって、こちらの続報は後日。

 帰る前にいつものスーパーで晩酌の...と思った時、その向かいの1、2回しか入ったことがない「ココカラファイン」の存在を思い出しました。
 新潟県民にとっては元「クスリのコダマ」
((株)コダマ)

 新潟市内に住んでいた頃、赤ん坊だった娘の紙オムツで散々お世話になりました。その後「ココカラファイン」の子会社となり、さらにマツキヨHDと経営統合。
 慣れない店内で、乗り物酔い薬のコーナーを探すと、あ"っ...。

 もちろん代替品候補も並んでいたのですが、その隣に箱入りの「カフェロップ」が。目の前の光景が俄には信じられなかったのに一瞬の間を置いた後、今度はキラキラ輝いています。(実話。(C)第一三共ヘルスケア)
 陳列棚の高いところにあったので手を伸ばすと、計4箱。

 価格は地域最安値のアオキより10%高い。

 ただし今は逡巡(しゅんじゅん)する場面ではありません。4箱をレジに持参すると、「スマートフォンをお持ちなら15%お安くなります」。マツキヨのアプリをインストールして欲しいということなのでしょう。
 確かに提案に従えば、購入価格はアオキよりも安くなります。

 でも今後、マツキヨグループとどうお付き合いするかについては未確定要因が多すぎるので、今回はパス。帰宅後に確認した──本来は、その場でチェックすべき──ところ、使用期限は1箱のみ2007年3月で、他は同年11月。
 使用頻度を考えると、その前に在庫が切れるはず。

 それにそもそもセンセイはほぼ70歳。現在担当させていただいている講義を終える年齢です。同時に愛車は購入後11年目を迎え、総走行距離240,000km前後に達しているはず。(来月中旬に200,000kmを達成する見込み)
 つまりこの頃を境に、長距離運転の頻度は激減するはず。

 う〜ん、そう考えると冗談抜きで、これが人生最後の「カフェロップ」になるんだろうなぁ...。



6月27日(金) 見慣れぬこの数値は、何?! ──今朝の血圧測定で、俄には理解しがたい事象を確認──

 予定を変更してお伝えします。良くわからない事象が発生したので。

 お伝えしたように、昨日は割と元気だったのです。夜の気温もそんなに高くなかった──今朝の最低気温は20.2℃──ので暑苦しくもなかったし。だからゆっくり休んで今日は...と思ったのですが、何だかイマイチ。
 疲れが完全には抜けていない感じ。

 3日連続での約220km〜240km走行は、本人が意識している以上に身体に影響を与えているということなのでしょうか...。ま、そりゃ、いくら若いつもりでいても、客観的に考えれば70歳近い立派な高齢者。
 金沢および前任校がある新発田
(しばた)との往復は来月末まで続きます。

 改めて移動手段をどうしたものか...などと考えながら、朝の血圧測定。初回の「上」あるいは「最高」(「収縮期血圧」)は正常値をクリアできず。まぁ、これはよくあること。
 考え事をしていると血圧は上昇するし。

 実際、すぐに血圧は低下して正常値の範囲内に入ったのですが、ちょっと不安定かつ高め。「今日はいつもと様子が違うなぁ...」と思いながら測定を続けます。
 その際は個別の測定が終了するまで、表示される数値を見ないのが普通。

 この回はたまたま、上昇中の数値が目に入りました。「最高」は100mmHgを超えたところ。だから「そろそろ...」と思っていたら予想通り、測定を終了。
 ...え"っ?!

 表示されている数字の意味を即座に理解することができませんでした。それでも「最低血圧」(「弛緩期血圧」)48mmHgについては、まぁ、理解できないわけではない。
 でも「最高血圧」65mmHgって、何?

 これまでの個別最低は、去年記録した81mmHgのはず。決して「血圧が下がった!!」と喜んでいるのではありません。明らかに異常な数値です。ちょっと調べたところ、これ以下になると内臓の機能に障害が発生するレベルらしい。
 表示画面を良く見ると、上部に見慣れないハートのようなマークが。

 取扱説明書によるとこの表示は脈動が不規則な場合に表示されるとのこと。これまでも測定中にくしゃみを してしまった時などに、稀に表示されることがあったのです。当然、今回の表示データはその影響を受けているものと考えられます。
 さて、どうしよう。

 前述したように、この回のデータの信頼性は低い。購入後初めての事態です。記録として残す「平均」値は、前後3回の値の最低と定めています。測定を再開し、このデータの影響を受けていない値を公式記録とします。
 ちなみにこの回以降、血圧はグッと低下。

 「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は113mmHgで、個別最低は108mmHgでした。つまり件(くだん)のデータに問題があったことは事実ですが同時に、身体の状況と乖離(かいり)しているわけでもなさそう。

 う〜ん、これって、身体が一種の不調を訴えているってことなんだろうか...。



6月26日(木) これが、その「山賊焼き」 ──う〜ん、前任校への通勤方法を切り替えようか... ──

 今日は前任校で講義。

 新潟県内はお昼頃に寒冷前線が通過して、一時的に大荒れの天気になる見込み。実際、出勤前に雨雲レーダーを確認したところ、すでに石川県には強い雨が降っています。また講義は予定よりも遅れつつも、すでに前期予定の2/3を終了。
 大学に持ち込んだ資料や教材の中には、もうその役目を終えたものも出ています。

 先々週ひいた酷い風邪はまだ少し尾を引いていますが、体調が心配になるほどではありません。そこで今日は約2ヶ月ぶりに自動車で往復することにしました。
 電車通勤の日より1時間半遅く起床。

 現在は夏至を過ぎたばかりなので、朝明るくなるのが早い。その頃には眠りも浅くなっているため、電車でもさほど寝不足感を感じることはないのです。
 でもやはり、遅い方が楽だ...。

 途中柏崎市郊外と、新潟市のいわゆる「新新(しんしん)バイパス」に入る直前で渋滞が発生します。今日、前者については2kmほど長い迂回路を使ってパス。
 後者は日によって状況が違います。

 センセイが運転するのは通い慣れた道ばかりなので通常、カーナビをほぼまったく使用しません。でも今日は出発時から作動させ、渋滞が予想される場所の情報をずっと表示させました。
 確かに便利な機能。

 最初は長い渋滞だったのでここも迂回しようかと考えたのですが、9時前には表示が消えました(実際、その通りだった)。そこで迂回せずに新新バイパスに入り、そのまま新発田I.C.まで一気に駈け抜けます。
 信号機や交差点がまったく存在しない
(!!)ので、完全ノンストップ。

 往路は結局、計110km弱の道のりを平均速度51.5km/hで走行しました。もちろん全区間、一般道。

 総延長約37kmと非常に長く、しかも制限速度70km/hないし80km/hという新新バイパスならではの記録ですが、県外の方には信じてもらえないだろうなぁ。ちなみに往路の燃費は21.5km/Lの好成績。(今回は通常と異なり、ドア・ツー・ドアというシビアな条件下での記録)
 事務手続きを済ませ、教材を印刷して講義に臨みます。

 勝手知ったる専門分野──話す内容を減らすことの方が難しい──だし、後半はビデオを視聴したので(反省点はあるものの)大きな問題なく終了。機器や資料、教材類を片付けて、講義終了20分後には大学を離れました。
 雨雲が迫っているはずなのです。

 実際、出発直後から雨が当たり始め、すぐに酷い降り方になりました。その影響があるのか、往路はスイスイ走行できた新新バイパスも帰路はかなり混んでいて、走行速度の変化が大きい。
 稀にブレーキを踏む場面も。

 ふだんはそんなことないのに。

 同バイパスを抜け、国道116号線に入ってからも同様。最終的な平均走行速度は49.8km/hで、燃費は19.6km/L(ドア・ツー・ドア)。後者については雨で路面状況が悪化した影響があるかもしれません。
 途中、吉田
(燕市)で「ラ・ムー」へ。

 今度こそ信州松本地域の名物「山賊焼き」に挑戦しようと思ったのです。時間に比較的余裕があったので、割としっかり店内を確認。初めて鮮魚を含む海産物とその加工品もそれなりに販売していることを知りました。(関係者の皆様、スミマセン)
 お目当ての総菜・弁当コーナーへ。

 ここでも初めてちゃんと認識したことが。「山賊焼き」、もちろん並んでいたのです。ただし本来のものは大きな鶏肉を味付け後、片栗粉をまぶしてそのまま揚げたものらしい。本当に大きなものがバラ売りされており、1枚198円(+税)
 持ち帰るのならともかく、これを移動途中に頂くわけにはいきません。

 そこで同名の、ただし鶏から揚げに似た大きさのもの(写真)を購入しました。いわば「もどき」。こちらは100gあたり約165円(+税)で、バラ売りのものより割高。前回の「鶏天」同様、脂分が多そうだったので、一番少ないものにしました。
 いざ、実食。

 最初に感じたのはやはり油脂分。ただし体調が万全ではないことが負の影響を与えている可能性があります。続いてガーリックなど調味料の濃さ。感覚的には「竜田揚げ」に近い。他方、塩分はそれほど感じません。
 もちろん味付けでごまかされているのかもしれませんが。

 で、再度頂くかというと、う〜ん...。

 もちろん本来の「山賊焼き」を試していないわけですから偉そうなことは言えないのですが。他方、お弁当については仮に価格の件がなかったとしても、時々頂くことになるかも。何しろ自動車で往復する場合、お昼を頂くことができそうなのはこの近辺だけなので。
 実走行時間約2時間30分で自宅到着。

 電車で帰る時より2時間ほど早い。もっとも帰宅後、晩酌のツマミを買い求めて徒歩で外出しましたから、その分を差し引くと1時間半くらい短縮。「ずっと運転していたのだから、血圧は...」と覚悟しながら測定開始。
 初回測定は基準値をクリアできず。

 でもすぐにスルスルと低下して、いわゆる「上下」血圧の「平均」(3回移動平均の最低)は「収縮期血圧」が124mmHg、「弛緩期血圧」69mmHgと、問題ないレベル。もともと前任校で講義する木曜日の血圧はそれほど高くなかったのです。
 これまでの10回の講義でも、帰宅後に129mmHgと何とかクリアした日が2回。

 でも今回は割と余裕。また「疲れたぁー」という意識もありません。むしろBMWは「もっと走ろうよ...」と訴えかけています。時間的には約3時間余裕ができるし、心配していたほどの疲労感もない。
 う〜ん、これなら次回以降の通勤手段を再考すべきかも。

 もちろん最終的には、前日までの疲労度などを勘案して判断しますが。



6月25日(水) 長い間お世話になってきたのに... ──眠気防止薬「カフェロップ」製造販売終了──

 新潟の自宅へ戻りました。

 天気予報によると今日の北陸地方は時々雨とのこと。

 確かに富山県東部で少し降りましたが、他は時々フロントガラスに雨粒が当たる程度。1点を除けば走行は概ね順調。その唯一の問題は、富山市西部から東隣の立山町までの20km弱を、大勢で超低速走行したこと。
 大名行列
──実際に見たことはない──を思わせる長い車列の先頭は、高齢女性が運転する白い軽自動車。

 ほとんどの区間が制限速度50km/hなのですが、この車はぴったり30km/hをキープ。一般道なので当然、信号停止もあります。だから平均速度20km程度まで低下。4速だとエンジンが停止するので、2速ないしは3速での走行を長時間強いられました。
 信じられます?

 成願寺川を渡り立山町に入る前後で車はあちこちに分散し、その後、直接関係する車は高齢女性に続き、若い女性ドが運転する小型乗用車、そしてセンセイだけとなりました。当然、追い越し禁止区間ではない場所で、2台が連続して高齢女性の車を追い越します。
 何しろ相手は30kmなので、制限速度内で何の問題なく追い越すことができる
(!!)のです。

 チラリと女性を見たのですが、年齢は60歳代後半(センセイと同じだ...)。前屈みになってハンドルを握り、「前方だけ」を見て本当に嬉しそうに運転しています。
 もちろん前方に注意を払うのは良いこと。

 でも不測の何かが発生した際、続いて起きる事態を予測するためには、後方および側方を含めた周囲の状況を把握している必要があります。
 まぁ、彼女にそれができていたら、他のドライバーに強いストレスを与えることはなかったはずですが。

 で、今日は、センセイが最近、自動車の運転に関して困っていること。写真は先週言及したばかりの眠気防止薬「カフェロップ」を箱から出したもの。
 以前、運転中に眠気を覚えた時は自動販売機で紙コップ入りのインスタントコーヒーを飲んでいました。

 されど常に自販機を利用できるとは限らないので数種類の眠気防止薬を試した後、この「カフェロップ」を常備。同じ薬を使用すると、効果の予想が可能になります。
 先週のように効き目がない/薄い場合は、何かもっと重大なことが発生しつつあることを示唆しています。

 最近は、自宅を車で発つ時はインスタントのカフェオレを飲むし、金沢から戻る時はホテルで濃いコーヒーを頂いています。だから登場回数は低下。それでも運転する時は胸ポケットに1包、そして薬入れに数包。
 これまで何度、この「カフェロップ」に助けられたことか...。

 出番が減ったとはいえ時々、特に運転に不安を覚える時に服用するため、定期的にドラッグストアで補給してきたのです。自宅近辺では「クスリのアオキ」と実家近くのスーパーが最も安く、198円(+税)
 他のドラッグストア、特に「ゲンキー」はかなり高い。

 ところが近くのアオキ3店舗を巡っても「カフェロップ」が並んでいません。一時的な品切れだろうと思ったのですが最近、配置場所そのものが消えてしまいました。何かおかしい...。

 お店の人に尋ねようかと思ったのですが、たまたまそんな雰囲気ではなかったのでネット上で調べてみると何と、第一三共ヘルスケア社は製造、販売を終了させたらしい。ただし製品情報サイトには継続して掲載中。
 終了の理由は一切公表されていないようです。

 冗談抜きで、本当に困った...。

 と、同時に、なぜ製造販売を終了したのだろう。センセイを含めた世の中の人に、こんなに役立っているのに...と考えていたら、ふと何回か目にした報道一例の存在を思い出しました。タイトルは「カフェイン中毒」。
 つまり、一種のオーバードーズ
(過剰摂取)対策の可能性が。

 個人的には効果が期待されない状況であるにもかかわらず、仕事のためにコーヒーを飲み過ぎて気持ち悪くなったことが何回かあります。だから個人的にはカフェインのオーバードーズなんて、絶対に考えられない。
 でも確かに他の方、特に悩みを抱えた若い方がどう考えるかは別。

 先週1包を開封して服用したため手持ちが少なくなり、1箱(3包、計12個入り)を開封。こんなことになるとは予想していなかったので、箱は捨ててしまいました。つまりこの3包がセンセイにとって、最後の「カフェロップ」かも。
 明日の前任校の講義は、都合で2ヶ月ぶりに自動車で移動するつもり。

 帰路、実家近くのスーパーに立ち寄ってみようかと考えています。店内に薬局があるのですが商品の回転が悪い──オイオイ、大丈夫かぁ? ──ため、「カフェロップ」がまだ売れ残っている可能性があるのです。
 いままで同店で購入した商品も、かなり古い製造年月だった。

 代替品を含めて、この続きがあるかどうかはまったくわかりません。そもそもメーカーの公式発表がない以上、販売終了の理由は不明なままですし。

 悪しからず。



6月24日(火) 「種子と種を蒔く人」 ──庭で育てている枝豆に、可憐な花が咲き始めました──

 今日は午後に金沢工大大学院の講義。

 基本的には準備を終えている──その途中でポカミスが一つ見つかったため対応──ので気は楽...なはずなのですが、今朝の血圧は正常値の範囲ながらも少し高め。身体は数時間後の講義のために構えているということなのでしょうか。
 弱い雨の中をご出発。

 このまま雨中走行かと覚悟したのですが雨はほどなく上がり、新潟県西部から金沢市まではフロントガラスに時々ポツポツ当たる程度。傘を持参していますが、実際に使用する場面はありませんでした。
 無事に講義を終えてビール弁当を購入して路線バスに乗り、市内中心部のホテルへ。

 風呂上がりのビールはというと、ちょっと微妙。残念ながら手放しで「おいしい」という感じではありませんでした。まだ体調が万全ではないのかも。(まだ咳は残っている)
 で、昨日の続き。

 帰宅後センセイはひとまず2階の書斎に入ったのです。でもふと気づいて、庭へ。もちろん枝豆のその後の様子を確かめるためです。
 お伝えしたように、絵に描いたような失敗をした去年と対照的に、今年は順調に生育しています。

 ただし昨日は雨だったので、枝豆の様子を見ていないのです(もちろん水も遣っていない)。どうなったかなぁ...と近寄ると、おぉ、元気な色の葉の間に鮮やかな紫色の花が。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 それも日当たりが良い場所の枝豆はほぼ咲き揃っています。

 写真だけ見ると大きく感じられるかもしれませんが、実際の大きさは3mmあるかないかで、非常に小さい。そしてもう一つ気づいたことが。
 昨日の雑草表面および蟻の体表にも当てはまることなのですが、やはり「」が重要な役割を果たしているようです。

 去年は失敗続きだったのであまり参考にならないのですが、一昨年は5月中旬に播種(はしゅ)して、ちょうど今頃第一陣が開花。今年は4月末に種を蒔いていますから、2週間くらい遅れていることに。
 当然、気温その他が影響しているでしょうから、単純な比較は無意味でしょうが。

 こうなるとついつい「這えば立て、立てば歩め...」と、気持ちは急(せ)いてしまいがち。

 でもよく考えてみると人間の子供も枝豆も「センセイのもの」ではなく、それ自体が独立した存在。またそれぞれ本来の存在理由があり、決して「センセイのために」存在しているわけではありません。
 まぁ、枝豆は最終的に、センセイの胃袋に収まることになるでしょうが。

 だから、ま、ここは水遣りをしつつ、逸(はや)る気持ちを抑えて見守るしかないようです。

※「種子と種を蒔く人」は、直接には映画「戦場のメリークリスマス」“Merry Christmas, Mr. Lawrence”(監督大島渚。日、英、オーストラリア、ニュージーランド合作)の故坂本龍一氏によるサウンドトラック中の、変拍子と転調を多用した楽曲のタイトル。
 なおキリスト教でしばしば、たとえとして用いられます。



6月23日(月) 上手く収めることができたかどうかは、別 ──雨の日には、独特の美しさが... ──

 昨日までの夏の暑さが一変して、当地は未明から梅雨のジメジメ天気。

 中部および関東地方では局地的な大雨となって避難指示が出されたり(現在は解除)、交通に障害が発生したりしたとのこと。それに比べれば当地など「時々強く降る」程度。それもお昼ころには弱くなりました。
 というわけで、センセイは徒歩で外出。

 在宅時はどうしても運動量が不足気味。現在は1日の総歩数に拘っていないのですが、それでも普通に歩けば最低でも8,000歩/日程度。平均すると約10.000歩。今月は雨がちだったので少な目。
 伏していた日もあったし。

 徒歩での外出には当然、健康維持以外にも目的が。もっとも重要なのが「低塩分高タンパク質」のお昼を頂くこと。そして今日1日を振り返るべく、できれば写真を撮影したい。
 ただし雨の日は、これが難しい。

 コンパクトデジカメなら大きな傘を差し、その下でカメラを構えることも可能。でも一眼ミラーレスそれも「」望遠レンズを装着していると、事実上無理。
 でも雨の中、あるいは曇天下を歩いていると雨の日ならではの光景があることに気づかされます。

 大きな傘を持っていたもののそれを実際に使用する場面がなかったこともあり、今日は意識して「雨の日ならでは」というシーンに挑戦してみました。
 写真はその一つで、信号待ちをしている時に見つけた路傍の雑草。
拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))

 午前中に降った雨が葉の表面で、直径最大3mmくらいの澄んだ水玉になっています。それが凸レンズとなり、葉の表面の様子を拡大しています。
 いずれもヴィヴィッド。

 そこへ小さな蟻が。体長は1mmあるかないか。無風だったので葉や水滴は泰然自若(たいぜんじじゃく)(?)と構えていますが、蟻の方はせわしなく葉の表面を行ったり来たり。僅かな体重(=質量)とはいえ、猛烈な運動量です。
 イメージ的には、歩き方を覚えたばかりの幼児がはしゃぎまくっている感じ。

 信号が変わったので、現場から離れました。

 センセイが撮影したのは「現実」のごく一部。映画「宇宙戦争」の最後のシーンで描かれてるように水滴内や葉の表面、蟻の体内外、そして空気中──1m3中に約1×103個と聞いている──には無数の細菌や真菌の類が。
 つまりこの世界、見えているものより見えていないものの方がはるかに多い。

 しかも本題に戻れば「今日は雨だ...」という理由だけで注意を払おうとしていないのだし。もちろん自戒の念を込めてです。また今日の水玉の写真が「隠された真実を捉えている」などと声高(こわだか)に叫ぶつもりもありません。
 幹線道路を渡りきったところで、雨に濡れた紫陽花
(あじさい)を撮影。

 今年は春先が寒かったためか、植物の生長は概ね例年より1週間遅れ。紫陽花の脇にはツツジも咲いていたのですが、こちらはもう完全に最終章という感じでした。反省点は多いもののやはり、雨の日には独特の美しさが。
 いろいろ考えながら、ご帰宅。

 おぉ、拙宅庭では...。(続く)



6月22日(日) もっと早く気づくべきだった ──道路沿いのお宅の傾きは地震が原因ではなく... ──

 昨日ほどではないものの、当地は今日も最高気温33.7℃まで上昇。

 この暑さにもめげず、お昼前に2時間ほど徒歩で外出してきました。日曜日なので家族連れを中心とした車は多数行き交っているのです。ただし店舗前の駐車場を除けば、歩いている人はほぼ皆無。
 ま、そりゃそうでしょう。

 写真は2ヶ月ほど前にご紹介した、旧市街地の幹線道路沿いにあるお宅。道路に面した部分の鉄柱が一部が傾き、その影響でシャッターが閉まらなくなっていました。でもどうやら、その後をお伝えしていなかったようです。
 すみません。

 実はご紹介直後に動きが。まず2枚のシャッターが除去されました。当然、建物内が丸見えになります。その頃はまだいろいろな物品が置かれていたのです。
 ただし生活している雰囲気は一切なし。

 しばらくすると内部が整理されてました。資材のようなものはまだ残されているのですが綺麗になりました。同時に、シャッター部分にはカラーコーンやブロックが。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 その後はこの状態を継続。

 改めて現場を歩いてみて、初めて気づいたことが。前回お伝えしたように当時のセンセイは、このお宅の構造設計そのものが根本的な原因だと考えていました。
 それが地震等か何かをきっかけとして問題が顕在化した...。

 でも実は、そうではないらしい。

 2枚目の写真は建物正面の(向かって)右側に接近して撮影したもの。建物との距離だけでなく、建物との角度も微妙に異なっていることにご注意下さい。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 シャッターがあった時も赤い鉄製の円柱の変形と、その奥のH形鋼──正確にはそれを覆っている鉄板──の損傷には気づいていたのです。

 当時のセンセイは円柱が上からの力に耐えきれずに座屈(ざくつ)したのだろうと考えました。でも立ち位置を変えてよく観察すると、鉄柱の変形とH形鋼の損傷には明らかな関係が。
 いずれも写真右手前から左奥への力を受けています。

 つまり何かがここに衝突して変形したのです。ただし鉄柱は1点で折れ曲がっているのに対して、H形鋼はある程度の厚みを有する何かに押されています。
 最初は除雪機械か何かがここに...と考えたのですが、右側の細い歩道との境界にある縁石は無傷。

 つまりバックしてきたトラックの荷台など、一定の高さがある物体が縁石を乗り越えて、ここに衝突したと考えるしかないようです。最初に接触した鉄柱は大きく変形し、コンクリートの基礎部分からも脱落。
 鉄柱上部を見ると、梁
(はり)のH形鋼とは繋がったまま。

 ただしその梁は捻れています。アルミ(合金)と違って鉄は意外に柔らかいのです。他方、衝突した物体はまだ動いたまま建物の柱とぶつかって、ようやく静止...というところでしょうか。
 偉そうなことを書いているとお感じになるかもしれません。

 でも前回、よぉーく観察すれば、この程度のことは容易に確認できたはず。

 何しろ前回の写真には、隣家のフェンスの変形がきちんと収められているのですから。自らの不明を恥じ入るばかり。

 トホホ。

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