2025年6月14日更新(2025年6月22日ページ移動)

──2025年6月第2週のニュース──

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6月14日(土) 「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」 ──車内から廃トンネル出口を撮影しました──

 働き過ぎを咎(とが)められて、蟄居(ちっきょ)謹慎中の西村センセイ。

 お伝えしたように昨晩はおとなしく就寝。といっても昼間も休んでいたので簡単には根つけず。

 他方、(アルコールなしで)服用した薬のおかげでしょうが身体の痛みは和らぎ、咳や痰などが軽減されたことも事実。よく眠ったのか眠りが浅かったのか良くわからない状態で起床。ただし寝不足という感覚はありません。
 朝食後、念のために体温を測定すると35.8℃。センセイの平熱です。

 振り返ると風邪の症状は昨日のお昼頃が最悪だったようで、今日は大幅に改善されています。でも体調が完全に元に戻ったわけではないので、お昼の一時的外出を除き、薬を飲んで終日横になっていました。
 白状すると今日はずっと雨で、外出には向かなかったという事情もあります。

 今日の写真は1ヶ月ほど前に撮影しながら、ご紹介を逃していたJR信越本線の長鳥駅─塚山駅間の様子。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 何度もお伝えしているように、今年度は木曜日に前任校で講義が。

 今のところ資料や教具を持ち込んだ日を除いて、毎回電車で通勤しています。ただし列車は絶望的なまでに不便。まず、JR信越本線と羽越線の接続が最悪。
 致命的だったのは、現役時代から使っていた信越本線の朝の特急がこの春「廃止」されてしまったこと。

 そこで現在は、5時過ぎに起床して最寄り柏崎駅発6:41の快速長岡行に乗車。これに乗れば、その後は乗り換えなしなので、(時間はかかるものの)気分は楽。
 快速列車は発車後、来迎寺駅と宮内駅にのみ停車。

 長鳥駅(柏崎駅側)と塚山駅(長岡側)の間にはかなり高い峠があり、JR信越本線はここを写真右側の長い「塚山トンネル」で一気に抜けています。(複線トンネル)
 この区間は1960年代後半から1970年代前半にかけて電化・複線化。

 20年以上前にご紹介したように、それ以前の旧線はこの南側を2本のトンネル(「塚山第一トンネル」および「塚山第二トンネル」)で抜けていました。

 ご注目いただきたいのは写真中央奥。一瞥しただけでは見落とされた方もいらっしゃるかと思いますが、黒く大きな穴状のものが見えます。これが「塚山第二トンネル」の塚山側(=東側)出口。
 この写真の左側
(=南側)を峠越えの道路が走っています。そこからこの付近を撮影したのがこちら

 今日の写真では廃トンネルを割と近くに感じますが、これは望遠レンズの圧縮効果によるもので、実際には約70m離れています。またこのトンネルの西側を含めて、路線跡には「これでもか」というほど土砂が堆積し、植物が繁茂。
 僅か50年ちょっとしか経過していないのに。

 この「塚山第二トンネル」も列車から見ることができるのは、雪解け後の僅かな期間。5月8日に撮影したこの写真でも植物の生長を確認できますが、今ではもう、辺り一帯が植物に覆われて、何が何だかわかりません。
 廃トンネルを視認するのは不可能。

 老兵はこうやって、静かに消え去っていくんだろうなぁ...。



6月13日(金) 「働き過ぎなんじゃないの?」 ──突然体調が悪化して体温も急上昇。もしかして... ──

 当地では明日から3日間、地域最大のイベント「えんま市」が開かれます。

 馬市に由来し、その後は農繁期後の農民の慰労として発展したもの。残念ながら例年、「えんま市」は雨との闘い。北陸地方の梅雨が本格化する時季なのです。今年も14日(土)午後から15日(日)午前を中心に、大雨となる見込み。
 晴れるのは今日だけ。

 今年度は講義が続いて忙しいので、「えんま市」の準備の様子を見ていません。そこで今日は朝、少しだけ草取りをしてから、お昼を兼ねて会場付近へ出向き...などと妄想。何だか調子がイマイチで冴えない。
 そもそもここ数日、体調が万全というわけではなかったのです。

 思い当たる節はないのですが、どこか疲れが溜まっていて、いくら眠っても抜けない感じ。そもそも睡眠時間が短く、しかも眠りは浅いし。これじゃぁいけないと考えて、昨晩は早めに就寝することに。
 いろいろ反省点はあったけど、今週の講義を無事に終えることができたので、気は楽
(のはず)

 昨日の帰宅時は、一つ前の駅で途中下車してスーパーへ。ただしいつも利用しているこのお店、この頃お刺身の品揃えが急に悪くなりました。適当なものがなかったので、焼き魚にしようかと考えたのです。
 でも塩分が多いため断念。

 エンガワの刺身を購入して、夜は「ぼっち宴会」...のはずが、何だか変。せっかくのエンガワを頂くことができません。そもそも胃腸の具合が明らかにおかしい。就寝時に制酸剤(胃腸薬)を服用しました。
 たぶん半年ぶりくらいです。

 これでぐっすり...と願っていたら、4時過ぎ──センセイにしては珍しい──に目覚め。何とか寝直して定刻に起床したのですが、この頃になると誰の目にも不調は明らか。気持ち悪いし、咳は止まらないし。
 それでも体温だけはほぼ正常だったのです。

 朝の測定値は36.3℃。いつもは35.9℃くらいなので、まぁ、許容範囲内。体調不調のためか血圧は高めで、今朝は「平均」(「収縮期血圧の3回移動平均の最低」)は131mmHg。
 正常値の範囲内をクリアできませんでした。

 この頃になると、何だか熱っぽくなってきました。再度体温を測定すると36.6℃→37.0℃と、短時間で上昇傾向。草取りも午前中の外出も諦めて、横になります。体温はさらに上昇して37.9℃→38.2℃。
 身体のあちこちが痛い...。

 残念ながら良くて風邪、もしかすると新型コロナウイルス感染の可能性が。準備しておきながら今まで使ったことがなかったRoche社製の抗原検査キット(写真)を取り出します。
 使用方法を紹介するビデオも視聴。

 要するに写真下の綿棒で鼻の粘液を一部採取し、左上の器具に移してから、封止された判定キット(2枚目の写真)に垂らすらしい。ただし決定的な問題が。開封時にチェックしたところ、有効期限は2024年。
 つまり期限切れ。

 でも参考までに...と、粘液を採取し判定キットに垂らそうとしたのですが、できない。量が不足しているらしい。何とか絞り出して15分ほど様子を見たのが3枚目の写真。
 説明書によると陽性の場合C
(コントロールライン)とT(テストライン)の両方に赤い線が出現するらしい。

 ところが今回は試料がCまで到達しません。陰性だとCのみに線が出て、無効だとCには線が認められないとのこと。だから今回は陰性か無効...だと考えたい。
 ただちこれ以上の素人対応に意味はないので同級生のかかりつけ医に連絡し、夕方、発熱外来を訪れました。

 検査および診断結果はというと、コロナウイルスは陰性で、ただの風邪らしい。解熱剤と総合感冒薬を処方されました。彼はボソッと「働き過ぎなんじゃないの?」
 ま、確かにそうかも。

 最後に、強弱の波はあるものの1ヶ月続いている頭痛について訪ねます。重篤(じゅうとく)なものを除けば頭痛の大半は「緊張型」とのこと。ここで肩凝りの有無を問われました。
 少なくとも自覚症状はないと返答します。

 彼によると背中から首、そして後頭部は一つの筋肉で繋がっているため、肩凝り等が発生すると頭痛症状に繋がりやすいとのこと。「毎日、パソコンか何かで仕事をしているんでしょ?」
 返す言葉がありません。

 というわけで今晩はもらった薬を服用し、おとなしく眠ることにします。相互作用があるので、今晩はアルコール抜き。

 さて、明日はどうなる?



6月12日(木) 柳の下の泥鰌... ──「リサーチキャビン」を望遠レンズで撮影しました──

 「柳の下の泥鰌(どじょう)」あるいは「株を守りて兎を待つ」状態ですが、事情が事情なので悪しからず。

 木曜日は前任校で講義。昨晩も遅くまで作業していたため、前日に続き(ほぼ)寝落ち状態。良くないなぁ...。ただしその後は比較的ちゃんと眠ることができました。その甲斐あってか、今朝の血圧は「平均」124mmHg。
 高めながらも正常値の範囲内です。

 今日の新潟県は晴れ上がるとの予報だし、実際、当地は綺麗に晴れていたので日焼け止めクリームをしっかり塗って自宅を発ちました。まだ疲れが抜けていないので、長岡駅乗り換え後は45分くらいウトウト。
 気がつくと列車はもう、新津駅手前。

 お伝えしたように乗車した列車は新潟駅で方向転換し、そのまま大学方面へ向かいます。新潟駅出発後、次の東新潟駅へ接近する前に撮影準備を終えます。
 もちろん狙うのは事業用コンテナ“ZX45A-1”「リサーチキャビン」。

 1週間前にご紹介したばかりですが、その時はコンパクトデジカメ望遠端での撮影。良いカメラですがやはり、このような場面での力不足は否めません。
 そこで今日は頑張って、他の重い荷物とともに中古「」望遠レンズを装着したCANON“EOS Kiss M”を持参。

 最大の懸念は「リサーチキャビン」がまだJR貨物「東新潟機関区」に残っているのかどうか。事業用のコンテナなので、運用予定等は一切公開されていないはず。
 少なくともセンセイはまったく知りません。

 「どうかなぁー」と思いながら機関区方向を注意していると、おぉ、グレーにクリムゾンレッドの帯が入った「リサーチキャビン」が。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)
 先週と同じ位置に留置されているようです。

 東新潟駅到着寸前に撮影したのが1枚目。機関区は東新潟駅の北側に位置しており、新潟駅は左側に。先週の写真でも、コンテナ側面の様子はある程度わかります。
 でも「竹」望遠レンズだと「妻面」
──側面と直交する面──の様子までよく理解できます。

 東新潟駅駅舎配置の都合上、コンテナ真横からの撮影は不可能(跨線橋と壁面がある)。駅発車後、先週と同じような位置で撮影したのが2枚目。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)
 「絵」の力がコンパクトデジカメと大きく異なります。

 先週は往路での撮影し損ね、帰路、日が陰った状態で撮ったことも関係しているので、単純な比較はできませんが。左側2/3くらいが測定のためのスペース。
 『毎日新聞』の写真と対照すると、右側約1/3は別室でディーゼルエンジンが収められているはず。

 ただしこちら側の網目状の部分はたぶん空気取り入れ口。コンテナは完全な線対称ではなく、反対側にエンジンと排気口が置かれているようです。
 なお、こちらの妻面には出入り口がありません。

 一般人が得られる情報はこれくらいが限度。カメラを収めて真面目に講義に取り組みます。太陽位置との関係もあり、帰路は滞在こそ確認したものの、撮影はしていません。う〜ん、このままずっと居座るのかなぁ。
 新潟駅でいつも通りに乗り換え、一つ手前の駅で下車して晩酌のツマミを購入し、ご帰宅。

 今日は車を運転していないので...と思いながら血圧を測定すると「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は138mmHg。先週の132mmHg──これも正常値の範囲を逸脱──を越えて、先々週と同じくらいの値。
 どうやら講義に力が入りすぎて、疲れが抜けていないらしい。

 加齢が着実に進行しているにもかかわらず、自意識だけは「現役」に固執しているということでしょうか。

 都合の悪いこの数値、冷静に受け入れるしかありません。



6月11日(水) 「ツバメ発生中!!」?! ──意味は違えど自然界も人間の世界も、生存競争は厳しい──

 ...もちろんすぐに、「ツバメ営巣中」という意味だと気づきましたが。

 朝、雨の金沢を発ち、無事に帰宅しました。現在は金沢工大大学院での講義の「後片付け」を終えたところ。公欠(「公認欠席」)あるいは病気欠席の受講生のために講義の記録を専用サイトにアップロード。
 またあれこれ連絡する必要があるのです。

 昨晩はやはり相当疲れていたようで、恥ずかしながらほぼ寝落ち状態。この頃、時々発生しています。う〜ん、完全引退は意外に近いかも。ゆっくり休むつもりだったのですが、今朝は5時過ぎに目覚めました。
 これ実は、前任校での講義日に起きる時刻。

 さすが、(元)サラリーマン。まだ早い時間だったので寝直そうとしたのですが、無理。7時過ぎに血圧を測定したところ、「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)132mmHgと、正常値をクリアできず。
 「弛緩期血圧」82mmHgと、基準値こそクリアしているものの、センセイにとっては相当高い。

 一晩眠っても疲れが抜けていないようですが、ここは帰るしかありません。金沢市内の通称「山側環状」は一部渋滞しており大変だったのですが、それ以外に大きな問題はなし。
 車も不具合や異音等は一切発生しませんでした。

 総走行距離は片道約240km。これを通常5時間15分(±5分)程度で走ります。この他に途中で1、2回トイレ休憩。お伝えしたように講義は昨年まで水曜朝イチ。
 でも今年は火曜日の午後。

 そのため行動パターンが少し変化しており、現在は往路復路ともに中間点に近い新潟県西端の道の駅「越後 市振の関」で休むことが多い。
 先週火曜日、金沢への移動途中で車を止めると、目の前に「ツバメ発生中!!」と書かれた張り紙が。

 疲れていたのか、一瞬その意味を理解できませんでした。道の駅および「玉ノ木情報ターミナル」(1枚目の写真の前には、アーケード状の屋根が。
 そこにツバメの番
(つがい)が巣を作り、子育てをしている最中なのです。

 白状すると、先週通った時は雛の様子を確認できなかったのです。センセイの注意力が不足していたためかもしれませんが。でも今週は、巣内外の動きが活発。
 写真はいずれも昨日撮影したもの。

 1枚目は雛の様子拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)。原寸トリミング)。どうやら雛は2羽らしい。最初はそうでもなかったのですが、この時は完全にセンセイを警戒しています。
 そりゃ、そうでしょう。

 ご存じの方も多いと思いますが、ツバメは利口。天敵から巣や子供たちを守るため、人間の活動を利用しており、ホントに微妙な距離感を保ちます。
 子供以上に親はセンセイを警戒しており、警告のためにセンセイの周囲を舞う場面も。
(さすがに攻撃することはない)

 そもそもこちらはツバメの親子に危害を加える意図はありません。だから少し離れた時を見はからって親は雛に給餌。その瞬間を捉えた──捉え損なった?──のが右の写真。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 親鳥の嘴には白い虫のようなものが。

 2羽の雛、良く見ると右側の雛の方が大きく、しかも動きは活発。この時も右側の方が餌をゲットしたらしい。自然界にはかように厳しい生存競争が。まぁ、人間の世界も別な意味での、そして見えにくい「生存競争」が。
 ふと、ツバメの番との間に感じる血の繋がり。

 もっとも、俊敏なツバメ──ホントに、目にも止まらない動き──にしてみたら、センセイなんて愚鈍(ぐどん)な木偶(でく)の坊なんだろうけれど。ちなみに帰宅後に測定した血圧の「平均」は138mmHgと、正常値の範囲内をクリアできず。
 さすがに疲労感満載だった昨晩より改善されていますが。

 事実は事実。しかたありません。



6月10日(火) センサー交換で無意味な警告は解消。おまけに血圧も下がったと油断していたら...

 お察しの通り、最後にドッカーン!!

 今日は金沢へ移動してから講義。当然、移動手段が問題になります。

 父親の件が長くなったためお伝えしませんでしたが、昨夕、センサーの不具合により入庫していた愛車を引き取りました。社長の説明によると、センサーモジュール交換で警告は解消したとのこと。
 ありがたや、ありがたや。

 素人の推測は見事に外れたわけです。ま、妄想の類(たぐい)ですから、いいんですけど。他方、もっと心配なのは先日発生した異音。センセイは絶対に急加速しませんが、MT車の特徴を生かしてエンジンブレーは多用。
 だからクラッチと後輪には強いストレスがかかっているのは確実。

 実際、タイヤは後輪だけが消耗(通常は逆)。しかも間もなく、めでたく走行距離200,000kmを達成しますから、後輪駆動軸のベアリング交換時期が迫っているはずなので、この機会に両輪の交換をお願いします。
 告げられた整備期間は、約2週間。

 費用は...ま、相思相愛の恋人のためなら、しかたない。(ディーラーだったらたぶん「買い替えの時期ですね」と言われると思う)

 部品の納入状況にもよりますが、作業は今月末から来月が目安。問題は、それまで走行できるかどうか。金沢工大および前任校への通勤は電車に変更可能。ただし母親の通院だけは自動車が必要
 だから、どうしてもしばらくの間、自動車を走らせる必要があります。

 センセイが最も危惧(きぐ)しているのは走行中に事態が急変して、走行不能なること。最悪の場合「ベアリングが焼き付く」可能性があります。もっとも、話に聞いたことがあるだけで、見たことはありませんが。
 社長と話したところ、その可能性は低いとのこと。

 実はその後、異音は発生していないのです。もちろん緊急時の対応は別です。ベアリングがヘタっていることはほぼ確実ですが。昨日は恐る恐る運転しながらのご帰宅。警告は一切表示されず、また異音も発生しませんでした。
 ホントに、なぜだろう。

 そこで今日は、様子見を兼ねて自動車で金沢へ移動することにしました。このところ疲れ気味のせいか昨晩は珍しく、割と深い眠り。
 今朝、途中で何が起きても、絶対に...と思いながら血圧を測定。

 初回のみ、いわゆる「上」あるいは「最高」(「収縮期血圧」)が132mmHgと、正常値上限(130mmHg)を超えてしまいましたが、それ以外は問題なし。
 それどころか、時々かなり低い値も。

 最終的な「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は107mmHg──かなり低い──だったのですが、個別には「最高」98mmHgの回も。(写真)
 注目していただきたいのは「最低血圧」
(「弛緩期血圧」)

 なんと、49mmHg。収縮期血圧と違って、個々の弛緩期血圧のデータは記録してません。センセイの場合、弛緩期血圧はまったく問題なく低いためです。
 でも、低いとは言っても50mmHg台後半。

 さすがにこんな数字、見たことがない。

 身支度をして、いつもの時刻に自宅を発ちます。富山市を走行中に聞いた正午のニュースは関東甲信および北陸地方は今日梅雨入りしたことを伝えていました。ただし新潟県内は雨がポツポツ当たる程度。
 石川県に入ると時々雨に。

 無事金沢工大到着後は、バタバタしながら講義の準備。もちろん反省点はありますが、概ね問題なく講義終了。その時点ではそれほどの降りではなかったため、業務スーパーでサッポロビールを購入し、そのまま「ニュー三久」へ。
 このころから雨が酷くなってきたため、お店前のバス停から路線バスに乗車し、ホテルへ。

 個人的にはさほどストレスを感じていないのです。ただしどこか、「疲れた」感じ。「頑張って働いたので、風呂上がりのビールがおいしい...」とは違う。いつもならここで血圧を測定するのですが、ちょっとベッドで休んでから血圧を測定。
 講義日はどうしても血圧が上昇してしまいますが、それでもこのところは許容範囲内だったのです。

 でも今日は、ドッカーン!!

 写真の血圧の、ざっと1.5倍くらい。もちろん正常値の範囲外です。理由はよくわかりませんが、体感的な「疲れ方」と関係しているような...。

 さて明朝の血圧は、どうなる?



6月9日(月) これも一つの「冥土の土産」? ── 十数年ぶりに「椎谷観音堂」を訪れました──

 一昨日、つまり95歳の父親を乗せて柏崎市内を移動したお話の続き。

 約束の時刻より少し早く実家に到着すると、父親はすでに道路に通じる橋の袂(たもと)で車を待っていました。これは極めて異例。どうやら彼はルンルン気分らしい。高齢者なので乗降に時間がかかります。
 また安全および周囲への影響に配慮する必要が。

 道路の真ん中近く、その意味では交通の障害となる可能性があるものの、安全性には問題ない場所に停車。杖を使いながら、父親がボトボトと後部座席に乗り込んできました。ちなみに母親は畑で作業中。
 目的地はわかっているので車を発車させようとすると「ちょっと待ってくれ」。

 なぜだろうと思っていたら不意に、後部座席から運転席脇に手が伸びてきました。その先には、なぜか1万円札。「ガソリン代」とのこと。受け取るつもりはないので「いらない」と突っ返したのですが、収める気配なし。
 それどころか今度は、「お前、暇だろ?」。

 彼の意図が徐々に見えてきました。まず、この日のドライブの目的ははっきりしています。出身高校の同窓生に会いに行くのです。話が一時的に逸れますが、新潟県は伝統的に各分野の拠点校を定めてきました。
 たとえば商業は「新潟商業高校」という具合。

 ある分野については、父親らが卒業した高校が拠点校だったのです。確かにそこを卒業すると父親を含めて大半が県職員として採用されて、県政の実務を担いました。(ただし行政のトップにはなれない)
 従って同窓会組織も強力で、県内各地に支部が。

 されど父親が高校生だったのは戦中。時代は移り変わり、社会も大きく変化したため、支部は次々と解散。父親らが所属する「柏崎刈羽(かりわ)支部」も解散することになったらしい。
 その連絡が届いたようで、支部の役員
(?)にお目にかかった上で、会費か預かり金かを渡したいのだそうです。

 なるほどねぇ。それだったら、できるだけこのことをいたしましょう。

 お宅に到着すると、ご主人が「お茶を...」と勧めてくださったのですが父親は固辞し、庭石に腰掛けました。ここから先は二人の世界。立ち入る必要はありません。
 親密な関係の人間にしかできない話が続いている間、センセイは立派な庭を拝見させていただきます。

 20分ほどで用件は終了。

 車を出すと「『しいや(椎谷)の観音さん』に連れて行ってくれ」。少し前から時々、この種の要望が出ていたのです。今回の訪問先を含めて、昔訪れた場所を再訪したいらしい。
 どうやら里心がついているようなのです。

 昨年末に唯一生き残ってた姉が99歳6ヶ月で天寿をまっとうしたこともあってか、いよいよお迎えが近いと考えている気配が。実際には、この状態が十数年続いているのですが。
 「椎谷の観音さん」とは1枚目の「椎谷観音堂」のこと。
拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))

 弘仁年間(810年〜823年)に建立されたと伝えられており、地域の人々から親しまれている存在です。当然、センセイは小学校のハイキング(?)以来、何回か訪れています。
 観音堂は椎谷岬の上部に。

 標高約65mの駐車場までは自動車で行くことができるのですが、さらに約15m高い観音堂および2枚目の宝物殿拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))へは、約300段の石段を歩いて上るしかありません。
 さすがに3/4くらいのところで諦め、観音堂と宝物殿の上部を拝んでいました。

 実は坂道、上るより下る方が危険かつ難しい(特に高齢者には)。「冷たい...」とお感じなるかもしれませんが西村センセイ、十分注意を払いつつも、敢えてこちらからは手助けはせずに、あちこちを拝見していました。
 観音堂を訪れるのは、十数年ぶり。

 10分ほどで駐車場まで降りてきた父親を乗せて発車します。この日はこのまま実家へ帰ったのですが途中、「今度は○○へ連れて行ってくれ」とのこと。乗車時の「暇だろ?」とガソリン代は、そのためのものだったのです。
 なぜ「○○」なのかの説明はありません。

 でもセンセイには思い当たる節が。1890年(明治23年)生まれの母親つまりセンセイの祖母の実家があった地域名なのです。彼女の実家のおおよその場所は知っていますが、正確な位置は知りません。
 過去形にしたのは、現在、家は絶えてしまった
──と聞いている──から。

 父親は昭和の、それも早い時期に6人続いた娘の後に生まれた待望の長男。容易に想像される通り、かなり強いマザコン。

 その意味ではむしろ、彼が母親の「お迎え」を待っているのかも。

 ま、いいんですけど。



6月8日(日) ガソリン価格はひとまず低下傾向。されど長距離の移動方法を再検討すべき時期かも...

 速報性を優先し、予定を変更してお伝えします。

 今日は本日のみ有効の企画乗車券(持参人式)を譲り受けています。ただしこのところ講義の準備や両親の世話などがあり、疲れが抜けていません。自動車のセンサートラブルに加えて、昨日発覚した異音への対応も求められているし。
 先月同様、乗車券の本格的な活用は無理

 いろいろ考えた末、お昼前後の3時間ほどを使ってJR越後線で吉田(燕市)まで往復することにしました。往復ともに始発駅からの乗車だし、越後線にはしばらく乗っていない。ただし主目的は別。
 4月の「プチ同級会」の際に初めて立ち寄った「ラ・ムー 燕吉田店」の再訪です。

 総菜と弁当類の価格に衝撃を受けたのです。高校時代に毎日見た車窓風景──実はかなり変化している──を確かめながら、吉田駅へ。10分弱歩くだけで「ラ・ムー」到着。店内、特に総菜コーナーは相当な混雑。
 日曜日の正午頃ということも関係しているのでしょう、

 総菜類の価格を改めて確認したのですが、安い。一般的なスーパー比で-40%〜-50%くらい。「業務スーパー」(ただし三馬店では総菜を取り扱っていない)比でも30%程度安価。
 それでいて一見する限り、品質が劣るとは思えない。

 前回はお弁当を購入したので、今回は総菜にします。というか、お目当ては運営会社の(株)西源(にしげん)がある長野県中信地方で食べられる「山賊焼き」。
 鶏もも肉を醤油ダレに漬け込み、片栗粉をまぶして揚げた物とのこと。

 4月に訪れた時も陳列されていることを確認しています。ただし今日は見当たらなかったので、鶏肉の天ぷら──100gあたり98円!! ──を購入し、帰りの電車の中で頂きました。
 塩分が少なかったことも選択の要因。

 前回のお弁当には何の問題もなかったのです。ただし残念ながら今回の鶏天は、何だかちょっとイマイチ。衣が妙に厚く、味がしません。
 決定的だったのが、脂分の多さ。

 加齢が進んだ現在のセンセイには、かなり辛い。正直なところ今後、「ラ・ムー」とのご縁は、どうかなぁ...。

 お昼を頂き、しかもE129系の心地良い揺れが続いたので最後はウトウトしつつ柏崎駅到着。晩酌のツマミを購入するために、そして今日の運動不足を幾ばくかでも回復すべく、かなり歩いていつものスーパーへ。
 お刺身を買い、隣接する幹線道路へ出て撮影したのが写真。

 先月末ご紹介したばかりのガソリンスタンドです。先週金曜日、実家へ行く前にここで給油したのですが、その時のガソリン価格はレギュラー155円(/L)と、前回より大幅に低下していました。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 だから、「もしかすると...」と思って訪れたのですが、おぉ、わずか2日間で、さらに2円
(/L)低下しています。

 「ガソリン価格比較サイト」上の情報を参照する限り、相当安いと思う。

 価格低下の要因としては政府の補助金に加えて、アラブ産油国の石油増産による原油価格の下落や過度な円安の落ち着きによる需給関係の変化が考えられます。まぁ、備蓄米放出による米価の変動のようなもの。
 個人的かつ短期的にはありがたい。

 センセイは通常、毎週約25Lを給油します。ここ2、3週間のガソリン価格下落で海苔弁当1個分が浮いたようなもの。それなら、前任校を含めてどこへ行く時も車で...といきたいところですが、愛車は現在入院中。
 しかもそれ以前の問題として、加齢が急速に進行中。

 まだ事故等には至っていませんが、そろそろ長距離の移動方法を再検討せざるを得ない時期に入ったようです。

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