2025年7月8日更新
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■7月8日(火) この構図でのご紹介は、初めてのはず... ──終わりあるいは片付けの季節の始まり──
金沢工大大学院の講義のため、金沢へ移動しました。
このところの暑さで寝不足気味のため、昨晩はいつもより1時間ほど早く就寝。その影響か、4時ころには目覚めてしまいました。何とか寝直したのですが、とても熟睡したなどとは言えない状態。
他方、朝の血圧は正常値の範囲内で落ち着いています。本人の自覚は微妙ですが睡眠不足の可能性は否めなかったため、いつも以上に安全最優先で車を走らせます。ところが実際に運転してみると、実に軽快。それに呼応してか、愛車も快調に走行します。
もちろん低速走行を強いられる場面もありましたが、全体としては順調に北陸路を駆け抜けました。
能登半島地震の影響で走行ルートをアップダウンの多い南側に変更したため、金沢移動時の燃費はかなり低下。ただし今日はかなり順調に走行したからでしょう、最終燃費は20.0km/L。
ルート変更後の往路では、ベストレコードのはず。講義は体力勝負という面があるので、金沢工大到着後にKIT定食をいただきました。スーパーその他での弁当購入も考えたのですがやはり、この場合は大学食堂がベスト。
控室で準備をして、講義に臨みます。金沢工大および木曜日の前任校ともに、講義は今月末で終了。つまりもう4回しか残されていません。実は講義の終わりが始まっているのです。
それでも金沢工大の方は例年通りなので、講義はおおむね順調に進行。ただし前任校については約20年ぶりの通常講義なので、予定より遅れ気味。いずれにせよ講義の終わり、つまり話のオチを見据えながら進行させる必要があります。
前任校の場合はテストもあるし。写真は今日、金沢工大到着後に撮影したキャンパス内の2本のりんごの木。右が「ニュートンのりんごの木」で、左が受粉のために植えていただいた地元のりんごの木。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
この構図での2本──実は、葉の色がかなり相違する──のご紹介は初めてのはず。お伝えしたように地元のりんごの木は、残念ながら幹の半分くらいが枯れてしまっています。(センセイ自身を含めて)動植物はなかなか思ったようには成長/生長してくれないものですが、時に悲観的な予想を見事に裏切る場面も。
教師冥利に尽きる瞬間です。センセイは徐々に引退モードに入りますが、2本のりんごの木と、今学期ご縁があった学生諸君はしっかり育ってね。
たとえセンセイの姿が見えなくなっても。
■7月7日(月) 最後の頼りは意外にも、アナログ情報?! ──前任校への移動手段はこれで決まりか... ──
ロマンチックな晩──しかも当地は珍しく好天!! ──には似つかわしくないお話。トホホ。
お伝えしたように先週はトラブル続き。かなり疲労したのですが、意識して心身ともに休むようにした結果、気力、体力ともにかなり回復してきました。新しい週に入ったので、この状態が継続することを前提として、今週の行動予定を具体的に検討します。
もちろんメインは、明日からの講義とそれに伴う移動。諸般の事情で、金沢との往復については事実上、自動車以外の方法を検討していません。問題は前任校への移動方法。これまでは電車が主だったのです。センセイのことですから長時間乗車すること自体には何の問題もありません。
ただし朝が5時起きと早く、帰りも遅い。そしてもう一つ問題が、昼食。学バス発車時刻が迫っているので、講義終了後に大学食堂でお昼を頂く余裕がありません。片づけを終えてセンセイが食堂に到着するころにはたいてい、売り切れているし。
その後も、乗り換え時間の関係でちゃんとしたお昼を購入することができません。乗り換えを含めた乗車時間が約3時間半と長いこともあり結局、往路、新潟駅を出発したところで持参した菓子パンを頂き、帰路も新潟駅発車後に再び菓子パン...というパターン。さすがに悲しいものが。
しかもパンは、塩分をそれなりに含んでいるし。(菓子パンにその責任があるわけではない)
お伝えしたように、教材類を持ち帰る必要があって先々週、先週と連続して自動車を利用。これなら帰路、どこかでお昼を頂くことができます。
しかも電車の時より1時間半遅く起床しても間に合います。ただし今度は先週のように柏崎市郊外および新潟市の「新新(しんしん)バイパス」での渋滞への対応が求められます。後者は日によって状況が大きく異なり、稀に非常に激しい渋滞も。
ちなみに金沢移動時は上越市内(旧直江津市内)を除き通勤時間帯のピークとずれるため、大きな問題はありません。どうしようかいろいろ考えたのですが、基本的には先週同様、カーナビに表示される渋滞情報にもとづいて行動し、もし状況が厳しければ躊躇することなく、ほぼ全区間と並行している高速道路へ迂回する...。
接続区間の一般道も混雑しているため、高速道の利用区間には配慮が必要ですが。ただし経験上、BMWのカーナビは渋滞を実態よりも軽く、短く表示する傾向が。先週も、対向車線の渋滞はかなり正確に表示していたものの、こちら側の渋滞表示は実際よりもはるかに短く、実態と乖離(かいり)。
結果的に、運転する側はかなりのストレスを強いられました。
つまり、他の情報と照らし合わせて渋滞の実情を総合的に把握、判断──し、場合によっては高速道路に迂回──する必要があります。利用候補としてまず挙げられるが、ネット上の渋滞情報。
1枚目の写真は今朝、「Googleマップ」の「ライブ交通情報」で新新バイパス(中央部から右上)の西端部を見たもの。実際には中央部から左(=西)の「新潟西バイパス」と一体運用されています。ここに下部(東京方向)からの「北陸自動車道」と右(=東)への「日本海東北自動車道」が接続。
結節点ですから当然、朝晩は激しい渋滞が発生。「ライブ交通情報」では左下から右上(新潟市中心部方向)にかけて、渋滞を意味する赤色の表示が。日によって異なりますが、基本的にはいつもこんな感じ。
ただし「ライブ交通情報」は逆に、渋滞を実際よりも激しく、長く表示する傾向が。右の写真は新潟県ICT推進協議会が運営する「にいがたLIVEカメラ」が撮影した同時刻の現場の様子(中央枠内。静止画)。慣れないとわかりにくいかもしれませんが混雑しているものの、車は確実に流れています。
つまり少なくとも今日の「ライブ交通情報」が提供する情報は、実際の状態よりも厳しい。誤解なきように申しますが、センセイはこれらのサービスを批判しているのではありません。得意不得意があるので、それを十分踏まえた上で総合的に判断すべきだ、とお伝えしているのです。
またネット上のサービス利用について、もう一つ注意すべき点が。センセイの現行スマートフォン“iPhone SE(2nd)”にインストールしたブラウザの情報はMacとシンクロしているので、上記「Googleマップ」と「にいがたLIVEカメラ」のURL情報をそのまま利用できます。
実際の使い勝手はかなり異なりますが。ただし運転中にスマートフォンを操作するのは道路交通法違反(実際、操作していない)。考えられるのは、信号などでの完全停止中に操作しての状況確認ですが実際には、かなり難しいと思う。
救いの手が差し伸べられる可能性としては、(以上の流れをほぼ無視して)ラジオの交通情報。個人的には金沢への移動時、ラジオは正午前の天気予報とそれに続くニュースを聞く程度。お伝えしたように一部地区を除き、渋滞とはあまり関係はないので。(もちろんノロノロ運転に遭遇する場面はある)
でも、もし前任校への移動手段を車に切り替えるとなると、話は別。実際、自動車で通勤している方の多くは、地元局のラジオから渋滞情報を得ているはず。「竜頭蛇尾(りゅうとうだび)」と批判されても反論しがたい内容ですが、現実的にはこのような解決方法しかないのでは?
もちろん金に糸目をつけず、全区間高速道路で...という方もいらっしゃるかもしれませんが、センセイは年金生活者...。なおセンセイの行動範囲についていえば、富山県から「富山県道路情報」、そして石川県から「石川みち情報ネット」サービスが提供されています。前者については能登半島地震の影響か、一部情報が変更になっています。
また後者については「現在、冬期間(11月1日〜3月31日)外のため、道路画像の提供を停止しています」──ナシテ? ──とのこと。いずれも、特に降雪期にお世話になったことを申し添えさせていただきます。
■7月6日(日) 病気に罹った母校の「ニュートンのりんごの木」は、かなり元気に。されど残念ながら...
...謎解きは、最後に。
後日改めてご報告することになるかもしれませんが実はこのところ、1日の総歩数が低下傾向。この種の数字は一人歩きし過ぎる傾向があるため現在、数字──特に「1日10,000歩」など──には拘っていないのです。
また無理に歩き過ぎると、膝に過度な負担が掛かることを実感しています。本題から外れますが、移動手段がほぼ徒歩に限られていた江戸時代以前の人はどうしていたんだろう...。
それはともかくセンセイの場合、普通に行動していればやはり1日10,000歩前後に。実際、この状態をずっと継続しています。詳しく見ると冬季は8,500歩程度まで減少。言うまでもなく、積雪やそれに伴う路面状況の悪化によるもの。
条件が良くなる春は歩数が伸長して、12,000歩くらいに。
ただし先月は約10.000歩。そして今月は8,277歩(本日現在)と、明らかに低下傾向。特に昨日までの7月は、わずか約5,500歩。(なお、日数の差異を勘案する必要がある)
理由は明白。例年と比較すると、先月および今月は異常な好天が続いており、気温が高く陽射しが強いため、外出可能な時間やタイミングが限られているのです。
同じ理由で、世の中の大半の方は近距離の移動にも自動車を利用。西村センセイ、そもそも先月中旬にひいた風邪の影響が残っている上に、高温かつ炎天下での長距離移動でお疲れ気味。しかも実家で発生したインシデントへの対応が飛び込んできました。
だから木曜日頃まではヘロヘロ。まぁ、引退したはずの高齢者に相応しいとは思えない行動をしているからですが...。それでも意識して週末はしっかりと休みました。
おかげで心身ともにかなり元気に。そこで今日は、(暑いけれど)ここ数日よりはしっかりと歩くことに。
実は、歩数よりも気になっていたことが。先月中旬にお伝えした母校、新潟県立柏崎高等学校の「ニュートンのりんごの木」の、その後の様子です。
ウイルスか何かに感染したらしく、枝の末端部を中心に葉が縮んだり、萎(しお)れたりしていたのです。ただしその後は人間の方が忙しかったため、約3週間ほどご無沙汰。日焼け止めクリームをしっかりと塗布して自宅を発ち、裏口から母校敷地に入ります。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
1枚目の写真は今日撮影した「ニュートンのりんごの木」。まず気づいたのが、割と元気になってきたいうこと。この写真では良くわかりませんが、拡大写真(先月(別ウィンドウ、1280×960))を比較すると実感していただけると思います。
樹全体もそうですが、違いは枝の先端部分で顕著です。右の写真は感染した葉(中央から左奥。右奥にも見える)を撮影したもの(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))。明らかに異常ですし、元気もない。
樹に供給できる栄養分は限られているはず。(それでも緑色を保ち、何とか活動しているらしい)正直なところこれら罹患した葉の貢献度については期待できませんが、同時に、その周囲に元気な葉が生長していることもまた事実。先月はここまでの生命力を感じることができなかったのです。
それを考えれば、ずいぶん元気に。ご同慶の至りですが、客観的に考えると今回罹患した病気の病状はかなり深刻だったように思われます。最大かつ直接の被害者はおそらく、りんごの実。それなりに花が咲いたはずなのに、先月時点でも残っていたのは2個。
病気の影響か、他の実は非常に早い段階で生長を止めたか、落果したようです。今回、割と丁寧に状況を見たのですが、実を確認することはできませんでした(残った2個の実の、大凡の位置は覚えていた)。ご覧のように葉が無事に生長したため陰になり、存在を確認できなかった可能性は残りますが。
植物/動物を問わず、やはり病気は怖い。やはり無事に生長していただきたい。
無力な「お父さん」は、願うことくらいしかできませんが。
■7月5日(土) ゲームセンター「想い出広場 レトロ」運営会社がついに破産。負債は約10億円との報道
5時頃、激しい雨音で目覚めました。北陸地方を含む東日本は、梅雨がまだ明けていないのです。
雨は2時間ほどで止み、その後は曇り空に。徐々に晴れ間も見えるようになり、それに伴って気温も急上昇。しっかりと日焼け止め対策をして、お昼前に徒歩で出かけました。道路はあちこちでかなりの渋滞。
強い直射日光を避けて、自動車で買い出し...ということなんでしょうか。こちらも長時間の外出は断念して、目的地を最低限に絞ります。ただし少しだけ遠回りして、写真の場所を訪れます。ここは年初、購入した「神」広角レンズの自動補正機能確認のために訪れた場所。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
写真中央奥で撮影させていただいたきました。
左奥にあるのは、もともとパチンコ店「夢パラダイス」だった建物。運営会社は当時、市内にもう1店舗「夢一番」を展開していたのですが5年ほど前、まずそちらを閉店。
さらに「夢パラダイス」も2021年8月に閉店。つまりパチンコ事業から撤退。どうするんだろうと思っていたら、同年秋にゲームセンター「想い出広場 レトロ」をオープン。翌年、インターネットカフェ「自遊空間」も店内に併設しました。
その後しばらくそれなりのお客さんを迎えていた「レトロ」ですが昨年、不意に閉店。もはや万事休す。何しろ収入がないので。その後、店内からゲーム機など高価な備品の搬出が続きました。こうなるともう、運営会社の整理も秒読み段階。
だから注意していたのですが意外にも、そのような情報に接することはありませんでした。また会社自体もひっそりとながら運営を継続していた模様。実は建物の3階、写真左端に運営会社の本部があるのです。台数は少ないながら自動車が止まり、活動の気配が。
ところが昨日、その運営会社の破産が報道(県内経済紙および地元エリア紙)されました。今日訪れてみると先日とは一変して、人々の活動の気配が一切ありません。決して報道を疑っているわけではないのですが、破産が現実のものとして伝わってきます。お気づきかと思いますが、周囲には広い駐車場が。
イメージ的には、先日お伝えしたばかりの「夏草や兵(つわもの)どもが...」。アスファルトで覆われているので、雑草はそれほど目立ちませんが。
ただし駐車場右端には車が。拡大写真だとある程度わかりますが、並んでいるのはすべて三菱製の自動車。近くにある系列販売店が、従業員駐車場として借用しているのです。もちろんその使用料は運営会社の収入。
運営会社に残された資産は事実上、駐車場および一部周囲を含めた不動産だけらしい。「レトロ」の奥を国道8号線が走っています。だからこの場所は本来、店舗経営に向いている場所で土地の価値も高い。ただし地方都市の多くがそうであるように、当市も中心部を迂回するバイパス工事が進行中。
当市の場合、完成がなぜか遅れているのですが。それはともかく、バイパス完成後は旧市街地中心部がそうであったように、(現)国道沿いの場所も価値が低下するはず。関係者は当然、事情をよく承知しているはずですから、単に不動産を売却すれば...ということにはならない。
いろいろ大変だろうなぁ...。まぁ、その背後には、急速に寂れつつある地方という重い現実が。
なお東日本の上空に入った寒気も徐々に抜ける傾向。西日本に続き東日本も来週前半には続々と梅雨明けが宣言される可能性が高まっています。
あまりに早過ぎますが...。
■7月4日(金) 今日は独立記念日 ──西村センセイ、海浜公園で開かれた飲食イベントを訪れる──
予告しておきながら実家で発生したインシデントにより、ご紹介が遅れていた話題。
間が空いたため、気の抜けたサイダーのような感じの内容ですが、悪しからず。ちなみに父親の件は本日、歯科医院で抜歯して一区切り。今日実家を訪れて、無事を確認しました。正直なところ毎日、こんな感じ。
つまり、ハラハラドキドキ。
さてお伝えしたようにセンセイは土曜日、柏崎港観光交流センター「夕海(ゆうみ)」を訪れて「昭和100年・なつかしわざき展」を見学しました。
その際、気温と会場までの距離の関係で自動車を使用。往路は旧市街地を走行したのですが同じ道を往復するのも何なので、帰路は海岸沿いを走行。その際、「みなとまち海浜公園」(大花火大会の会場)で何かのイベントが開かれていることに気づきました。
帰宅後に調べてみると、これは「KCB MEAT MEETING 2025」らしい。“KCB”の説明はありませんが、たぶん「柏崎(K)中央(C)海水浴場(B)」の略でしょう(実に安直だ)。肉類を中心とした屋台やキッチンカーが出店するイベントらしい。
ご存じのように、センセイはあまり肉類を食べません。加齢に伴いその傾向が強くなっているのですが、同時に、高齢者は意識してタンパク質を摂取する必要があります。そこで毎日、お昼にはチキンを中心とした低塩分高タンパク質の食事を頂くように努めています。
だから個人的には、ご縁は薄そう。
でもせっかくの機会なので、翌日曜日に徒歩で訪れてみました。1枚目の写真は道路に近い部分を利用した「キッチンカーエリア」。
奥に見えるのはこの地域のシンボル「米(よね)山」(992m)。6店舗出店していたのですが、調べたところ全店が新潟県中越地方のお店らしい。しかも半数は柏崎市内のお店。そんなにあるとは知りませんでした。
右の写真はメインの「ミートエリア」で、全20店舗が出店。全店精査したわけではありませんが、ほとんどが市内のお店のはず。たとえば右端の「とんまるき」は、2022年秋に閉店した「タカラ飯店」店舗を利用して始めたお店。(紹介記事例)
豚丼がメインのお店で、客足が絶えることはありません。この日は「とん丸焼き」(300円)を販売。この他にもカフェエリアや蚤の市、(なぜか)「バイクミーティングエリア」など。もちろんキッズコーナーも用意されています。何か頂いても良かったのですが、いずれも塩分が多そうだったのでパス。
ここはやはり、「キンエン令」を厳守します。他方、アルコール類についての制約はありません。何より徒歩で訪れているし。されどセンセイの場合、仕事を終えて特急電車で帰宅する場合などを除き、日中にアルコールを摂取するという習慣がありません。
というわけで結果的に、この日は何もせずに帰宅。でも事前の想定以上に地域の飲食店が頑張っていることを再認識させられました。「寂れる一方...」という認識しか持っていなかったので、ここは素直に反省する必要があります。他方、予想通りだったことも。
やはり一種の浮動票が中心。客層に顕著に表れています。イメージ的には「今日、海浜公園でイベントがあるから...」というお客さん──ただしかなり遠くからもお越しになっている点は評価すべき──ばかりで、高齢者すら「行かなければならない」と考えるようなタイプのイベントではありません。
もちろん、当然のこと。新しい外部からの要素を導入しつつ、しかも地域に根ざした存在になるためには、両者のバランスが重要なんでしょうねぇ。
■7月3日(木) 次回以降の移動手段をどうしよう... ──西村センセイ、生長した枝豆に励まされる──
今日の講義に備えてゆっくり、かつ、しっかりと...が、甘かった。
疲れすぎていたのか、あるいはこの暑さ──就寝時は窓を開けた──のためか眠りが浅く、しかもまだ暗いうちに目が覚めてしまいました。もちろん寝直したのですが、睡眠不足は否めない。資料と教具を持ち帰る関係で、今日も県北部の前任校まで自動車で往復。
冗談抜きで、運転に細心の注意を払います。それでも新潟市に入る頃までは順調だったのです。ところがカーナビによると、その先の「新新(しんしん)バイパス」で渋滞が発生しているらしい。まず現在走行中の国道116号線と北陸自動車道を降りた車の合流部。
これは、ま、しかたない。でもカーナビに表示される情報と相違して、その先も激しい渋滞。次の女池(めいけ)I.C. までだろうと予想したのですが、その先も車の流れが悪い。なぜだろうと訝(いぶか)っていたら、反対側の上り車線2ヶ所で交通事故。
通勤時間帯で交通量が多いにもかかわらず、通行できる車線が減少。
当然、延々と渋滞。巻き込まれた方々は耐えるしかありません。大変だろなぁ...と思っていたら何と、センセイが走行中のこちら下り車線も、事故現場から先の流れはスムースに。
つまり下り車線は事故の見物渋滞だったのです。トホホ。絶対に交通事故を起こすわけにはいきません。代わりのない車だし、何より受講生が講義を待っています。貴重な「カフェロップ」(こちらやこちら)1包を服用。
されど、効かない...。どうやら自己認識以上に疲れているらしい。とにかく安全最優先で運転します。先週より時間はかかりましたが、無事前任校到着。往路の燃費は20.3km/L。
教材を印刷していると、おお、金山学長。あれやこれや学術的な情報を交換します。気合いを入れて講義を始めたのですが、残念ながら寝不足の影響は否めず。今回は翻訳を出版するなど、割と詳しい内容であるにもかかわらず、反省点が多い。
次回以降の講義でフォローする必要があります。問題点をリストアップしながら、帰路に就きます。「講義に遅れる」ことはありませんが、無事に帰り着く必要が。講義は体力を使うので、お腹が空いています。でもここで何かを頂くと、安全な運転に支障をきたす可能性が。
自宅到着30分くらい前に、遅いお昼を軽く頂きました。無事帰宅後、少し休んでから庭で育てている枝豆に水遣り。
播種(はしゅ)の段階で大きく失敗した去年とは対照的に、今年の生育は順調。ご覧のように、生長が早い株には鞘が。もちろんまだ実はほとんど入っていませんが。この他にもまだまだ小さな鞘など多数。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
今年は長く、枝豆を楽しめそう。もちろん直接には「枝豆を頂く」という意味。ただし植物を愛している方々には共感していただけるだろうと期待しますが、本質的にはその生長こそが楽しみ。この点はたぶん、動物の成長にも通じているんだろうと思います。
残念ながら人間は不完全※な存在。だから今日のような失敗もある。でもこれを奇貨(きか)として、残された今学期の講義を充実させたい。今日は反省つつ講義していたのですが、見方を変えると、受講生もその点には気づいていたんじゃないだろうか。
講義途中で眠ってしまった学生は別ですが。何だか生長途中の枝豆に慰められ、そして励まされたような気持ち。
それにしても、う〜ん冗談抜きで、前任校への次回以降の移動手段をどうしよう...。
※キリスト教の考え方に従えば、完全な存在は「全知全能」“omni scientia, omni potentia”である神のみ。ただし「神に似せられて創られた」“imago Dei”(「神の似姿」)人間は、神の能力の一部である「理性」“ratio”を不完全ながら分け与えられており、それを用いてこの世界(宇宙)を部分的に知り、かつその知り得た範囲内で支配することができる、と理解される。
■7月2日(水) いわば「目的外使用」なので... ──富山県南砺市の「ぬく森の郷」を訪れました──
今日は移動日。無事に新潟の自宅へ戻りました。
朝の金沢は蒸し暑く、気温も30℃前後あったのですが、富山県に入ると数℃低下。場所によってかなり上下しつつも、車外気温計は23.5℃〜24.0℃くらいを示すことが多い。気温低下の理由ははっきりしています。
基本的には曇天で陽射しは弱く、しかも時々雨が降ったから。センセイの走行中に大降りになることはなかったのですが、路面がしっかりと濡れている地域も。関東北部を中心とする昨晩の東日本がそうだったように、今日の富山県内(および新潟県上越地方)は相当不安定な天気だったらしい
新潟県に入ると天気は安定し、気温も上昇。自宅付近では気温が30℃を超えていました。いつもは逆で、富山県の方が安定することが多いのに...。
明日を含めて、前任校での講義は通年で続きます。他方、金沢工大大学院の講義は「前学期」だけなので、今月末で終了。昨日を含めても、金沢との行き来は5回しか残されていません。
そこでこの機会に、気になっていた場所を訪れました。何度かお伝えしたようにセンセイは現役時代、石川─富山県境の移動ルートについては割と北回りの「内山峠」を選択していました。
MT車の特徴を生かして、峠をギヤ選択とエンジンブレーキだけで駈け抜けるのが楽しかったからです。でも石川県と富山県を繋ぐその国道359線は、昨年の能登半島地震で一部が大きく崩落するなど甚大な被害が発生。そこで現在は南回りのルートで富山県南砺市(福光)に抜けています。
富山県に入ったばかりのところにあるのが写真の「ぬく森の郷」。お察しの通り、温泉。大きな露天風呂があるそうです(入ったことはない)。山越えの県境近くですから標高は高い。国土地理院のデータによると標高250mくらい。
初めてこのルートを走行した時から気づいていました。ただし大変申し訳ないのですが、個人的には温泉巡りをするという習慣がありません。もちろん職員旅行で和倉や加賀の温泉には入りましたが...。そんなセンセイですが、親戚その他に配るお土産が欲しい。
従姉から野菜をたくさんもらっているし別な従姉宅については、お盆前に仏壇をお参りしたい...。「お土産」といってもたいしたものではありません。お互い田舎者なのでいつもはパック入りの漬け物など。今までは学会で出張した際に(私費で)現地の特産品を購入していたのです。それができない時は、砺波市の「もりもりハウス」。
こちらは現在も毎週その前を通過しています。でもせっかくなので...と今回初めて、ちょっと筋違いの目的で「ぬく森の郷」を訪れたという次第。新館などもあり、大きな施設であることはわかっていたのです。でも進入路は非常に狭く、かなり気を使って走行。
もちろん、慣れていないという要因は大きい。写真は10時前、「新館」前に到着した際に撮影したもの。写真の建物以外にも、大きな建物が複数存在します。また駐車場は相当な広さ。他方、まだ早い時間だというのに、すでに地元ナンバーを中心に、それなりの車が。
他方、こちらは一見(いちげん)の客。別な表現をすれば完全な異邦人。どこに何があるのかさっぱりわからない状態で、写真の建物へ。やはりここがすべての施設へのゲートでした。館内は土足厳禁らしい。ウロウロしていると、その脇をセンセイと同年齢くらいの男性が颯爽(さっそう)と入浴券売機へ。
競争しているわけではないので、いいんですけど。お目当てのお土産コーナーは入口真正面。下手をすると迷う──和倉温泉などではあり得る──かも...と心配していたのですが、それは杞憂(きゆう)。他方、多数の商品で悩むかもしれない...と、ある意味期待していたのですが、それもなさそう。
迷うことなく、岐阜県産の漬け物4点を購入します。おそらく本来の温泉目的なら相当高い評価を得るんだろうと思います。リピーターの多さは確実だし、地元客を中心としつつも他県からのお客を引き入れるだけの力がある。だからこそ施設は増設に次ぐ、増設。
なるほどねぇ...。ただし個人的には、あまりご縁がなさそう。
繰り返しになりますが、今回は「目的外使用」による個人的な印象ですので、決して誤解なきよう。
ホントに。
■7月1日(火) キャンパス南西端の石垣が、一部... ──見ているようで、実はあまり観ていない──
金沢工大大学院の講義のため、金沢へ移動しました。現在は講義を終えてホテルに戻り、缶ビールの栓を抜いたところ。
十数年担当している講義だし、気を遣う山場を越えています。だから少なくとも本人としては強いストレスは感じていないのです。しっかり休んで元気に...と考えていたのですが、昨晩の眠りは予想外に浅かった。
実家のインシデントに振り回された影響でしょうか。でも仕事は仕事なので、気持ちを切り替えて車を走らせます。もちろん居眠り運転をするような場面はなし(当然、その前段階で運転を中止している)。気温こそ高かった──車外気温計は最高33.0℃──ものの、それ以外は順調。
燃費19.7km/Lで無事金沢到着。
写真は到着後、大学食堂で定食をいただいてから撮影したもの。金沢工大扇が丘キャンパス(野々市市)北校地の南西端部分を見ています。中央やや左側の建物は2号館。
左側の道路の、さらに左を、手前から奥に向かって高橋川が流れています。金沢工大関係者なら、この写真を見て「えっ?!」と思う人が多いはず。北校地、特に南側(写真手前)には左右(=東西方向)にかなり高い石垣が組まれています。
特に、この南西端は高く、最高2m近くあったんじゃないだろうか。それがこの場所で手前まで張り出していたのです。イメージ的には「凸」。もちろん公道にはみ出したりしていないのですが。(校地内の、それもかなり奥まった場所に組まれていた)
かつては中央の白っぽい場所に石垣が張り出していたのです。ところが今年度訪れると、それが一変。角地の高い石垣が撤去されただけでなく、いわば「凹」状に。先週気づいたのですが、困ったことに「神」広角レンズを持ち込んでいなかった。
そこで今回、改めて撮影したという次第。それなりの土木工事で、時間と費用もかなりかかったはず。つまり理由がある。いろいろ考えたのですが、最大の理由は交通安全のためじゃないだろうか。現役時代、センセイが自動車で出勤する時は左の道路を奥から手前へ。
ここで一時停止するのですが、ドライバーから見て左側(=写真右側)に高い石垣があり、安全確認が困難。実は歩行者すらよく見えないので、一時停止を繰り返しながら少しずつ前進して...。でもこれなら比較的容易に安全を確認できます。もちろん一時停止しなくていいという意味ではありません。
他の可能性としては、中央部分を使って...などと考えてしまいますが、まぁ、それは妄想の類(たぐい)でしょう。ここで白状すべきことが。お伝えしたようにセンセイが気づいたのは先週。割と早めに到着したため、写真左手前にある「ゲンキー」へ向かって、写真の金沢工大生3名のように歩いていた時です。
かなりびっくりしました。でも実は今年度、その前にも1回だけ「ゲンキー」を訪れているのです。その際、まず間違いなくここを通過しているはず。それにもかかわらず、その時の記憶が一切存在しないのです。ホントに。
なぜ気づかなかったんだろう...。
う〜ん、完全引退の日は意外に近いかも。
■6月30日(月) 自販機型無人店舗「冷ぐる」、閉店 ──西村センセイ、日中の血圧が乱高下する──
予定を変更してお伝えします。
今日は昼前にかかりつけの歯科医院へ。3月に臼歯のレジン(樹脂製の詰め物)が脱落したので診ていただいたところ、カリエス(歯(=骨)の炎症)が進行しているとのこと。しかも失活(しっかつ)歯だと思っていたら、まさかの生活歯。
当然、大がかりな治療になります。抜髄(ばつずい:神経を抜くこと)して消毒、根充(こんじゅう)後、今月上旬に土台を完成。同時に型取りを済ませており、今月中旬に被せ物をして治療を終える予定だったのです。ところがまさにその日、風邪を発症。
ただしその時点では未受診。下手をすると新型コロナに感染した可能性もあります。他者に感染させるわけにはいかないので、この日は受診を断念し、今日に至ったという次第。治療は12:30頃終了。ずいぶん調整していただいたのですが、残念ながらちょっと問題が...。
こちらは後日、再調整していただく予定。
とにかくお昼を頂いてから、国道8号線(写真左側)沿いにある、ちょっと気になる場所を訪れました。2年前にオープンした「冷ぐる」です。正確には「跡」と言うべきか。
2週間くらい前に自動車で通過中、営業していないらしいことに気づいたのです。検索していただくとわかりますが、オープン当初は全国的に割と注目を集めたお店。実際、開店してから1年半くらいは頑張っていた印象を持っています。
ただしお察しの通り、ターゲット層から見事に外れたセンセイは、ご縁なし。張り紙によると今月上旬に閉店したとのこと。店内は空っぽか...と思ったら、(高価であろう)大型の冷凍児童販売機「ど冷えもん」が1台残されたまま。
他にもテーブルや椅子などが。雰囲気はまるで、「夏草や兵(つわもの)どもが...」。そもそもこの冷凍自動販売機を用いたビジネスは、コロナ禍で成長したという側面が。人々の関心が低下した現在、存在意義が問われているように思われます。
拙宅近くに設置されたマシンも、現在は休止中。「やはり全国的な流れか...」などと考えながら帰宅すると、実家から電話連絡があったとのこと。携帯電話の番号は伝えてあり、実家の電話機からワンプッシュで繋がるよう設定してあるにもかかわらず、そちらは使用せず。
つまり母親は、ほぼパニック状態に陥っているはず。かなり醒めて電話すると、完全に予想通り。母親は「とにかく、すぐに来て欲しい」。ただしその依頼に従順に従ったところで、良い方向には展開しないはず。何しろ事実関係がはっきりしていないので。
残念ながら、センセイのマザコン度はかなり低い。小学生を諭(さと)すような感じで、ポイントを確認していきます。その上で「じゃぁ、これから向かうから」。ただし実家には直行せず、両親のかかりつけ医院へ。今日、高齢の父親が歯痛で歯科医院を受診したところ、内科医院との調整が必要に。
さほど難しい内容ではないのですが、高齢の両親には対処不能。そもそも歯科医院にも手続上の問題が(詳細は省略)。あちこちの問題に気づきます──いずれもセンセイに起因するものではない──が、それを言っても何も始まりません。ここはグッと抑えて、ベストと考えられる対処に徹します。
倖い、内科医院側の対応は妥当な内容。それを受けて実家を訪れ、ニコニコしている父親を車に乗せて歯科医院へ。こちらの対応は????だったのですが交渉の末、必要な書類を発行していただきました(ただし1時間弱待った)。お礼を述べて、再度内科医院へ。
若いドクターは親切丁寧に対応してくださりました。再び実家を訪れて誰でもわかるように、そして絶対に間違いが発生しないように、今後の手順を確認(実は、かなりアヤシイ)。ご存じのようにセンセイは明日明後日と金沢にいるので、飛んで帰るわけにはいかないのです。
この間、父親はマイペースそのもの。実家前での乗車の際に転んでしまい、たまたま居合わせた従姉が駆けつけるなどの騒ぎになったのですが、たぶんその認識はない。他方、母親は「迷惑」(?)を掛けたことを詫びるばかり。もちろんそれ自体は、悪いことではない。
でもそもそも、彼女が物事の全体像を描くことができていれば、息子に頼らずともかなり対応できたはず。(ただし、それを求めているわけではない)父親は満95歳、母親は89歳。
もちろん長寿は言祝(ことほ)ぐべきこと。ただし二人ともそれぞれ「自分の世界」(≠「二人の世界」)だけで生きているようなもの。彼と彼女を支えている現実の社会や、苦労している若い人々への思い遣りは希薄。
...というより、無理。プッツンしそうになる気持ちを抑えて行動し、夕方遅くなってご帰宅。通常、ここで日中の血圧を測定するのですが今日はパス。入浴と夕食の時刻を過ぎているし、今日は講義がある日のように高いことが確実なので。
夕食後、少し落ち着いたかも...と測定開始。結果的にはほぼ予想通りで、正常値はクリアできず(「平均」139mmHg)。高さとともに問題だったのが、そのデータの不安定さ。「最高」あるいあは「上」(「収縮期血圧」)についていえば、初回の162mmHgから個別最低124mmHgと、40mmHg弱もの開きが。
こうなるともう、「平均」にどれくらいの意味があるのかわからなくなってきます。でも、ま、ここはプッツンせず、粛々(しゅくしゅく)と進むしかありません。
■6月29日(日) 個人的には伝わるんだけど... ──市内の観光施設で「なつかしわざき展」開催中──
お気づきかと思いますがセンセイはこのところ、かなりお疲れ気味らしい。
特に、中旬に風邪をひいて以降...というより、疲労で免疫機能が低下したためアデノウイルスに負けたというのが実態に近いはず。お伝えしたように同級生の医師に診てもらい、薬を処方していただきました。
数日でひとまず治癒。ただし今回の風邪の特徴である咳は、しつこく残ったまま。受診当日、風邪をひいている旨の断りを入れ、かつ可能な限りアルコール消毒をして実家を訪れました。両親の食料を確保する必要があるためです。
どうなるかなぁと思っていたのですが、見事に二人も風邪に。その後の咳の具合を含めて、症状の様態と程度が酷似していることから、センセイの風邪が感染したことはほぼ確実。さすが遺伝情報の共通度の高さ故か。また、胃腸の具合がイマイチの日も。
まるで梅雨明けしたかのような暑さが影響しているのかもしれません。場合によっては脂っぽいものを受け付けられない場面も。こんな日は、気分的にはほぼ精進料理。そこで講義のない日は無理せず、できるだけ休息。その甲斐あってか、あるいは暑さに慣れてきたのか、この週末は割と元気に。
と同時に、運動不足を感じるように。(体重は2kgほど減少しており、決して増加してはいない)う〜ん、ちょっと身体を動かしたい...と思っていた先日、地域紙の報道で、柏崎港観光交流センター「夕海(ゆうみ)」(1枚目の写真)を会場として「昭和100年・なつかしわざき展」(facebook / 出店者のInstagram)が開催されていることを知りました。
期間は7月上旬まで。
「夕海」は数年前に徒歩で訪れて以来、ご無沙汰。それもあって「なつかしわざき展」──「懐かしい」と「かしわ崎」を掛けている──へ入ってみることにしました。
問題は、暑さと陽射しの強さ。拙宅から「夕海」までは約4km。問題なく徒歩で往復できる距離なのですが、所要時間は往復2時間弱。日焼け止めクリームを塗ってもキツイ。
他方、自転車だとミラーレスカメラを運べません。そこで今回は徒歩での訪問を諦めて昨日午後、ビールを購入した帰りに自動車で訪れました。到着した時は建物の外で女性コーラスグループの生演奏中。(写真省略)
それを見終えてから施設内へ。割と狭い内部は、お客さんでかなり混雑しています。ただしいろいろな背景と事情を持ったお客さんがお越しになっているようで、「真夏の県外客」──当市メインの海水浴場に隣接している──のようなわかりやすさ(?)はありません。
施設内は物品販売が主。
これは施設の目的を考えれば当然のこと。ただし来客用スペースの1/3くらいを使って、「なつかしわざき展」を実施中。こちらのお客さんはそんなに多くありません。
センセイが訪れた時は、センセイより5〜10歳くらい先輩の男性4人組が見学中。どんな展示なんだろうと思っていたのですが、展示物は64年続いた「昭和」時代の、最後の1/3くらいがメイン。当時流行したラジカセや出始めの“β”(!!)ビデオデッキ、そして上映されていた映画のポスターや雑誌類。
もちろん拡大写真もお伝えできるのです。ただしこれ以上は著作権上の問題が懸念されるため控えておきます。ちなみに今回は会場内撮影可を確認済。それはそれでわかるのですが、著作権上の配慮は十分なんだろうか...。
ま、いいんですけど。「先輩」方は展示物を見ながらあれこれ熱く語っています。それはそれで良くわかる(つもり)。センセイは1957年(昭和32年)生まれ。つまり「昭和」のど真ん中に生まれています。
物心ついてからの記憶と、今回の展示内容は見事に一致。だからつい、「そうそう...」と熱く語りたくなるところ。
でも客観的に考えると、かなり違う面が。当時の日本は豊かな現在では想像することが難しいほど、本当に貧しかったし、飢えていた(当時の当地の一例)。だから物欲を中心に「今日は貧しいけれど、明日はきっと...」という雰囲気。
今日の写真でもわかるように、その夢は(ある程度)実現されています。されど同時に、当時は認識されていなかった別な種類の問題が顕在化。
科学技術の急速な進展を背景としたグローバル化にウェストファリア条約(1648年)以来、世界の根本的な枠組みの役目を果たしてきた「国民国家」という概念、そしてそれを運用する際に相対的に最も有効と考えられてきた民主主義が、上手く対応できていない。
それどころか危機的な状況に陥っており、しかもこれまでずっと世界をリードしてきたヨーロッパは、ほぼ思考停止状態。...ま、この件については、後日。(もしかすると、ないかも)
そのように考えると、個人的には今回のイベントに興味があっても、手放しでは...と考えてしますのです。ちょっと沈みがちの気持ちで車を発進させると、え"っ?!
たぶん続く。(ただしこちらも、続かない可能性が...)
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