2025年11月29日更新(2025年12月7日ページ移動)
■11月29日(土) 対照的な「GOGO宝来軒」と「ラーメン本間」 ──JR犀潟駅を初めて訪れました──
昨日の続き。
整備をお願いしている自動車販売店は国道8号線沿いなので、自動車で立ち寄るには便利。でも車を預けるとなると片道は、並行するJR信越本線の電車を利用するしかありません。(センセイはAT車を運転できないので、いわゆる「代車」がない)
駅でいうと土底浜(どそこはま)駅が最寄り。約300mしか離れておらず、5分も歩けば着いてしまいます。でも駅の周囲にはドラッグストア「アオキ大潟店」があるだけなので、待ち時間がある時は辛い。それ故、さらに柏崎方向1駅先の潟町駅まで歩いたことも。
でも発想を変えて、反対方向(直江津駅方向)へ向かったらどうなるでしょう。
土底浜駅の西隣は犀潟(さいがた)駅。自動車販売店から約2km。30分弱で着くはず。問題は天気。お伝えしたように昨日は大荒れ。
自動車の走行にはまったく支障はないのですが、強い向かい風と雨の中を歩くとなると話は別。背中を押したのは、以前からちょっと気になっていたこと。犀潟駅までの途中にあるラーメン店「GOGO宝来軒」(1枚目の写真)の様子がちょっと変だったのです。
外観に大きな変化はないのですが、何だか動きがない。そこで頑張って1.2kmほど歩き、お店を撮影したのが1枚目の写真。いつも自動車通過するだけだったので、降り立つのは初めて。やはり外観は以前のまま。
でも入口ドアに張り紙が。「・・・5月中旬の点簿営業再開に向けて準備をしておりましたが、再開の時期を再度延期させて・・・」。つまり一時的に休業しているらしい。
しかも再開をアナウンスしながら複数回延期。
そもそも「8月」って、今年のことなのか?
現時点でこれ以上の情報に接していません。個人的には「キンエン生活」中なので、このお店を含めてラーメン店を訪れることはもうないと思う。
されど、(一時)閉店という情報はちょっと辛い。どうなったのか、そしてこれからどうなるのか...と思いつつ、向かい風の中を約400m歩くと写真の「ラーメン本間」(こちらやこちら)前へ。15時頃なので準備中。
でもご覧のように、しっかりと明かりが灯っています。「ラーメン本間」、実は目の前を走るJR信越本線の電車内から良く見えるので、コンスタントにお客さんを迎えていることは確認していたのです。
あの働き者のご夫妻の努力が実を結んだということでしょう。犀潟駅まであと約400m。黒っぽい駅舎が見えています。
そこまでの間に、もう1軒...。(続く)
■11月28日(金) 法案成立に合わせて...ではないのでしょうが、今日、ガソリン価格が下がりました
個人的には、「法案成立を祝って...」と書きたくなるところ。
金曜日はマイペースな両親の面倒を看る日。今日は動きがやや変則的で、その後も後述する別な予定が控えています。そこで大荒れの天気にもかかわらず、かなり早い時間に頑張って徒歩で外へ。
スーパー経由で郵便局へ向かおうとした時、あ"っ...。
いつも利用するガソリンスタンドの価格表示が、何と145円(/L。レギュラー)。ここ2週間ほど150円だったので、5円低下したことになります。
改めて良く見ると、「本日 値下げ」と書かれた看板が。たまたま今日、ガソリンおよび経由のいわゆる「暫定税率」廃止法案が成立(報道例)。廃止時の混乱を防ぐため、すでに税率分を徐々に補助金で置き換えています。
そのための値下がりで、法案成立に合わせた(/祝った)わけではないはず。自動車での移動の途中で他のガソリンスタンドの価格も確かめたのですが、どうやらライバル店の値下げを察知して、このお店も一気に5円下げたようです。
あくまでも「個人的には...」という条件付きですが、正直、ありがたい。都市部と異なり、田舎での移動や運搬は車が大半。これでレギュラー、ハイオクともに、1Lあたり約30円低下したことになります。ハイオクガソリンはピーク時、185円(/L)。
センセイの場合、金沢工大退職後も年間約1,000Lガソリンを消費しているので約30,000円の減税に相当します。この物価高の中での「減税」ですから、もちろん嬉しい。
でも残念ながら「手放しで...」というわけにはいきません。暫定税率廃止は、都市部の消費者にはメリットが少ない。同様に子育て対策は、どこかで「子持ち様が...」と考えてしまう単身その他には無関係。
地方自治体は、暫定税率廃止で道路整備の財源が大幅に減少します。かように対処療法は個人や組織によって利害が相違しがち。(もちろん緊急時の対応は必要)
人々の対立を煽ることはあっても、程度の差こそあれ多くが満足するという結果にはなりません。しかも本質的な問題は別なところに。国の(経済面に限定した)豊かさは基本的に、生産性の向上によってもたらされます。
それが何十年も停滞したままの状態で、無理に賃金を上げて補助金を配れば、当然、物価は上昇。もっと大きく見ると、裏付けのないバラマキ財政は株安、円安、債券安(=金利上昇)という「トリプル安」──イギリスの「トラス・ショック」が記憶に新しい──を招きがち。まぁ、株価については水物という側面があるので、問題はしばらく顕在化しないかも。
でもマーケットは正直。予想されていた通り、円安と金利は大きく変動。ここ数日はトリプル安の様相すら呈しています。食料や石油は輸入に頼っているので円安によってそれらの輸入価格は上昇し、下げたはずのガソリン価格が再上昇する可能性すら覚悟する必要があります。
回り廻って、手取りの賃金や年金は実質的に低下。つまり最も困るのは庶民という、冗談抜きで笑えない話。
前述したように、個人あるいは組織に損得がまだら模様になるため、その間の対立が前面に出てしまい、社会全体が失うものの大きさは覆い隠されるでしょう。為政者も当然、世論をそのように誘導するはず。
植民地支配は、「分割して統治せよ」が鉄則ですから。なお、センセイは決して財務省のお先棒を担いでいるわけではありませんので、誤解なきよう。
...などと考えながら自身および実家の用を済ませます。大急ぎで帰宅すると冬用タイヤを積み込んでお世話になっている自動車販売店へ。タイヤ交換はもちろん、法定点検および整備をお願いするためです。
来週後半は、いよいよ平野部でも降雪、場合によっては積雪が予想されています。午前からお昼にかけて少し焦っていたのは、電車の本数が限られているため。車を預けると事実上、電車で帰るしかないのです。
でもせっかくなので、この機会に...。(続く)
■11月27日(木) 秋の、忘れもの ──濃霧に気を遣い、低速走行に耐えながら講義を行いました──
木曜日なので、前任校で講義。
先週は講義を意識しすぎたためか、朝から血圧が上昇。睡眠の質が大切なので昨晩はいつもより早く就寝。ところがそれが裏目に出たのか、後半つまり未明はやや浅い眠りに。まぁ、寝不足という感じではなかったのですが。
ちょっと覚悟しながら血圧を測ります。朝晩が冷え込むようになったからでしょうか、最初は高かった。でも、すぐにガクンと下がって、「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)119mmHg。先週末から血圧がかなり下がっていることが関係しているかも。
久しぶりに個別「収縮期血圧」が2桁(99mmHg)を記録したし。好天の中、自動車で移動開始。往路は基本的に順調。ただし途中の燕市分水地区と新潟市西蒲区(旧巻町)付近では濃霧に遭遇。霧の向こうに丸い太陽がはっきり見えるのですが、周囲はかなり暗いという状況。
見通しが悪いので、霧が出ている区間はフォグランプを点灯させて走行しました。でも悪いことばかりではありません。霧は、いわば雲が地上まで降りてきたようなもの。西蒲地域のシンボルである弥彦山と角田山が「雲海」の上にぽっかりと浮かんでいました。残念ながら運転に専念していたので、写真はなし。
でも後から考えると時間的には十分余裕はあったので、どこかで停車して撮影しておくべきだったなぁ。一般道のみの走行で平均速度50.1km/h、燃費20.4km/Lで大学到着。配布資料の印刷は先週済ませておいたので、教室内を準備してからキャンパスへ。当たり前ですが、落葉がさらに進んでいます。
内容の積み残し──かなりヤバイことになっている──その他を除けば、概ね講義は問題なく終了。教室内を片付け、使用済の教具を車に積み込んで帰路に就きます。途中までは非常に順調だったのですが、燕市内(旧吉田町から旧分水町)は異常な低速走行に。幹線国道を2速ないしは3速での走行ですよ。
車列が長かったので最前部は見えず、本当の原因は不明。
もしかすると往路の反対車線で見かけたように、低速の除雪車などが走行していたのかも。(ほとんどの区間が片側1車線なので、追い抜きできない)
大河津分水からは順調に走行して平均45.2km/h、燃費19.8km/Lで無事にご帰宅。今日はあまり運動していないし運転で気を遣ったので、「せめて...」と、着替えてから徒歩で最寄りスーパーへ行き、晩酌のツマミの買い求めます。
木曜日の日中の血圧はどうしても高くなりがち。(先週の「平均」は143mmHg)家に戻ってから、朝以上に身構えて血圧を測定。もちろん当初は高かったものの、徐々に低下。かろうじて正常値をクリアできました。
ただし「下」(「弛緩期血圧」)の「平均」(同)は81mmHgと、センセイとしてはかなり高い。低速走行が効いたのかどうかはともかく、やはり運転は身体へ負荷がかかることは確実。嬉しそうに走るBMWには申し訳ないのですが、事故を絶対に起こしたくない。
そこで今後、一部の移動方法を変更するかもしれません。写真は、ご紹介し損ねていたもの。
半月ほど前、2匹の赤とんぼを見かけました。そもそも夏の酷暑が少し和らいだ...と感じた途端、急に赤トンボの大群を目にするように。最初は単独で飛行していたのですが、ほどなく2匹が繋がって飛行するように。
でもそれも、先月いっぱい。11月に入ると、パタッとその姿を見かけなくなりました。当然のことなのですが、そのような状況下で見かけた赤トンボ。どうするんだろうと思っていたら、1匹がコンクリート製の塀の上に止まりました。
気温が低下しているので、活動が鈍っているんだろうと思います。実際には結構動き回っていたのですが、何とか撮影(明度のみ調整)。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)は原寸切り出しです。
今日は夜になってから風が急に強くなってきました。日付が替わる頃に寒冷前線が当地を通過し、その後は冬型の気圧配置に。来週末は今季二度目の寒波が来襲し、平地でも雪に。だから写真はいわば、秋の忘れもの。
ご紹介し損ねていたという意味でも、「忘れもの」なのですが...。トホホ。
■11月26日(水) 気づく時は広角。あれっ?と思って凝視する際は望遠 ──心のレンズで見る世界──
気づいたのは、今月上旬。
お昼、いつものように徒歩で外出しました。場所は旧市街地ではあるものの、中心部ではなく諏訪町地区。こちらの写真右端の3階建建物が今日の1枚目写真の左側。その際ご紹介したように、諏訪町の特徴は立派なアーケード。
残念ながらアーケードはその後、解体撤去(こちらやこちら)されています。
ここはかつての街道沿い。松尾芭蕉も伊能忠敬も写真の手前にある道を歩いたはず。時代が下っても道沿いに商店や郵便局、食堂などが軒を連ねていました。
ただし高田のように隣家と完全には繋がっておらず、狭い隙間ながらも独立した家屋。高校時代のセンセイはこの付近が通学路。センセイを含めて、越後線の気動車──現在は電化──に乗った高校生や労働者の大半は、写真手前側にある「比角(ひすみ)駅」(現「東柏崎駅」)で下車。
当時の「比角駅」は上りおよび下り用に専用ホームが。(現在は棒線化)ちなみに当時は貨物列車──蒸気機関車が牽引していた!! ──用の中線と待避側線、そして複数の引き込み線(現在は葬祭式場)を備えるという豪華な構成。
上り列車を降りたセンセイらは跨線橋を渡り、写真の近くを通って高校へ。正確に言うと、この場所はセンセイの通学路からほんの少しだけ外れています。だから「毎日のように...」というほどではないものの左側、タイル張りの時計楽器店(現在は廃業)に数回入ったことがあります。
また同級生は、ここで国産のエレキギターを購入。
だから「勝手知ったる...」と思い込んでいたのが甘かった。上旬、この場所を通ると元時計楽器店と右隣にあるタイ料理のお店の間に、細い道があることに初めて気づきました。
「へぇ...」と反省しながら道の奥に目を向けると、おぉ、鳥居が!!これは完全に想定外。もちろん奥まで歩いてみたのですが後日、改めて「神」広角レンズで撮影したのが1枚目の写真。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
気づいた時の、「奥に何かが...」という印象に近い。ただし、その存在に気づいて対象を凝視する時とは違います。そこで後日、この「諏訪町稲荷社」を道路を挟んだ反対側から、「梅」望遠レンズを使って撮影したのが右の写真。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
対象を凝視する時の感覚は、こんな感じ。正確に言うと、注目している時に明瞭に見えているのは対象だけで、その周囲──この場合は手前両側の建物──はおそらく、ぼんやりと映っているだけなのでしょうが。
なお1枚目は広角約18mm、右の写真は望遠約155mm(いずれも35mm換算)で撮影しています。「心のレンズ」は、こうやって焦点距離やボケ具合などに相当するポイントを大きく変えながら対象を映し出しているんでしょうねぇ。
もちろん錯視(さくし)等、それ故の限界を伴いながら、です。
■11月25日(火) 「ブツヨク」を強く刺激されます ──スズキ「ノマド」を初めて間近で見ました──
予定を変更して、タイトルの話題を。
天気は今日から下り坂。
それでも当地は北と南に分かれた雨雲に挟まれるような格好になるため、夕方まで雨が降らないだろうとのこと。そこでお昼はいつものように外出。昨晩はかなり雨が降り、道路は濡れたままの場所が多い。
湿度100%近くで気温も低いので、なかなか乾かないのでしょう。突発事項が発生してあちこちに連絡を取っていたこともあり、センセイの今日の行動は変則的。「よしやぶ川」近くのスーパーは断念して、次のお店へ向かうべく国道8号線の交差点を右折すると、あ"っ...。
「ノマド」だ。
角地にはスズキの販売店があり、交差点および国道8号線に面した部分は新車および中古車の展示場になっています。かつて「スイフト・スポーツ」および新型「スイフト」を見た場所。
そこに、スズキの「ジムニー・ノマド」が。(背後に見えるのは地域のシンボル「米(よね)山」(992m))
釈迦に説法で申し訳ないのですが、「ノマド」はSUV軽自動車「ジムニー」およびエンジンを換装する等した普通車「シエラ」を母体とした車。
乗用車としては珍しいラダーフレーム構造です。一見すると「ノマド」のように思われるかもしれませんが、ホイールベースが拡大されているので、「シエラ」よりずっと風格があります。最大の相違点は、後部座席用のドアがあること。
3ドアの「ジムニー」および「シエラ」と違い、「ノマド」は5ドアなのです。決して万人受けする車ではないと思います。でも発売当初からコアなファンが多かった。特に角張ったデザインの現行「ジムニー」が発表、発売されると大変な騒ぎになり、注文を一時停止する事態に。
以前から「シエラ」5ドア化の要望は多かったのです。ただし国内工場の生産ラインに余裕がなかったからでしょうか、インドでは発表、販売されていたものの、なかなか国内向けは生産されませんでした(本年1月発表、4月販売開始)。国内販売がアナウンスされると発注が集中。
程なく注文一時停止に。実車を間近で見るのは初めてです。個人的には「一度、乗ってみたい」を超えてブツヨクをかなり刺激される存在。それほど惹(ひ)かれます。本題から外れますが、「ジムニー」シリーズにはMT車が設定されているし。
されど皆様ご存じのように、センセイの自動車の使い方は仕事での長距離走行か、高齢者を乗せたファミリーユース。「乗ってみたいなぁ...」とは思うけれど、冷静かつ客観的に考えるとセンセイが次回購入するとしたら軽自動車(中古車かも)。「アルト」からMT設定が消えたので、たぶん「ワゴンR」のMT車。残念ながら「ノマド」に手が届くことはない。
センセイは年金生活者なので。でも、センセイの「ブツヨク」を久々に刺激してくる存在です。
う〜ん、もしかすると西村センセイ、毎日のように通ってしまうかも。
■11月24日(月:休日) だって柳の木じゃないので... ──乱調気味の桜の木に、今年も花が咲きました──
写真は一昨日撮影したもの。
例によってこの日も、お昼に徒歩で外出。最初のスーパーで買い物をして、次のお店へ。センセイは買い物の内容によっていくつかのスーパーを使い分けているのです。ふと思いついて、すぐ脇を流れる「よしやぶ川」へ。
「まさか、そんなことはないだろうけれど...」と考えながらです。
ふだんは歩かないルートなのですが、川沿いの桜が気になったのです。正確に言うと、「よしやぶ川」沿いには2種類の桜の木が植えられています。
一つは何十年か前に地域の方が植樹したもので、すでに立派に生長。春に見事な花(2枚目の写真)を愛でることができます。他方、スーパーに近い一部地域にはその後、福祉施設開設を記念して植樹された桜幼木が数本。
こちらは成木の間に植えられているので、生育環境があまり良くない。その影響があるのかもしれませんが、幼木の方はご乱調気味。少なくとも1本は去年のちょうど今頃、花を咲かせています。雪が降ろうかという時季に、ですよ。
他の幼木も冬から初春(1月/2月/3月)に花を咲かせるという具合。実は実家へ行く途中で、初冬に花を咲かせた別な桜の木を見たことがあります。
でもこちらは、その年だけ。だから、「まさか柳の木の下に二匹目の泥鰌(どじょう)は...」と考えたのです。ところが何と、1本の幼木にたくさんの花(1枚目の写真)が。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
なお、昨年と同一の木かどうかはわかりません。
この日は曇り空。それでも時間帯によっては少し晴れ間がのぞく場面も。そこでちょっと高い位置にある桜の花を撮影したのが右の写真。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
残念ながら花弁(かべん/はなびら)が1枚傷み、取れかかっています。この日に持ち出したのは「梅」望遠レンズを装着した“EOS Kiss M”のみ。ご覧のように「梅」は良いレンズだと思いますが、必ずしも明るくありません。(撮影の技量は問わぬよう)
絞りは全開ですが、2枚ともf/5〜f/5.6での撮影。そのため、どうしても背景のボケ具合がイマイチ。その結果、特に1枚目の写真は手前の桜の花と、背景の成木や建物とがゴチャゴチャした感じに。
こんな時こそ、f/2.0と明るいコンパクトデジカメの出番。実は今日、現場を再訪してみたのです。幼木の花の状況は概ねそのままだったのですが、天気は曇りのままで晴れ間は見えず。
というわけで撮影はしたものの、“PowerShot G9 X Mark II”の長所を発揮できる場面はなし。ま、これも“C'est la vie”(直訳すると「これぞ人生」)。結果的に二匹目どころか何度目かの「泥鰌」に。でもこの木は柳ではなく桜。
だから、ま、いっかー。
■11月23日(日:祝日) 閉店した元「ドミノピザ」で動きが。衰退が進む当地で、果たして光明となるのか?
「捨てる神あれば...」というお話。正確には、「去る神と来る神」とすべきでしょうが。
変化に気づいたのは、今月中旬。
いつものようにお昼に外を歩いていると、昨年閉店したパチンコ店「想い出広場 レトロ」(左奥)に動きが。閉店後は本当に人や車の動きが完全に停止していたのです。でもこの日は、写真のずっと奥にある出入り口が開いたまま
その前にはバンタイプの商用車。こちら側の出入り口──右の建物の陰で見えない──に回ると、おぉ、割と大きなトラックが横付けされています。後部ドアを開けて「限定商品...」などと記されたゲーム機を積み込んでいます。トラックのエンジンはかかったまま。
ナシテ?!
でも債権者にしてみれば、少しでも投資した資金を回収したいところ。だから「ま、そうだろうなぁ...」と思いながら手前に向かって歩いてくると、右側の建物にも動きが。
ここは2022年の夏に新規建設工事が始まって10月にオープン、そして本年3月に閉店した旧「ドミノピザ」。「ドミノピザ」閉店後、高価な什器備品は速やかに撤去されたものの、あまり価値のなさそうな旗や清掃用具などが、風除室や一部室内に残されたまま。
正直なところ、相当混乱したらしい。でも1、2ヶ月するとそれらも片付けられ、綺麗になった状態で夏を迎えました。縮小が続く当地なので、「当分、このままで...」と思っていたのです。
最初は、清掃など一時的な作業かもと考えたのですが、どうやらハズレ。その時は判然としませんでしたが写真を撮影した先週は、本格的に改装工事中。作業用のランプを灯して床面の工事をしていらっしゃいました。
その後は再び、まるで何事もなかったかのように。もちろんこれは、いろいろな事情による一時休止でしょう。必ずしも小売店とは限りませんが、何らかの形で利用されることは確実。前述したように、地域の衰退そのものは認めざるを得ない事実。
でも、よぉーく見ると、温度差が。客観的に考えれば、どんなに投資──しかも当地の場合は、かなりが血税──しても旧市街地の地位を回復できる可能性は低い。人や物の物理的な流れが変わっているためです。されどこの「ドミノピザ」跡は幹線国道8号線に面しています。
実は、この場所すら迂回するバイパスを建設中。それらを考えると既存の建物(や、場合によっては設備、什器備品)を比較的低コストで利用できるのなら、期間限定と割り切っての投資は可能だと思う。現在のところ何のお店になるのか情報はありませんが、経営者はそう判断したはず。
他方、このお店が将来、センセイにご縁がありそうかというと、話は別。ここは、どちらかというと新しいタイプの、そして全国展開のお店──フランチャイズを含む──になる可能性が高い。
誤解されると困るのですが、センセイはそのような動きを批判しているわけではありません(喜んでもいないけど)。当地の閉店記事をお読みになってお気づきと思いますが、センセイは味のあるお店──ただし、利用したことがない店を多数含む──に哀愁を感じてしまいがち。
でもそれはたぶんセンセイが高齢者であることや、(お店によっては)慣れ親しんでいるから。次の時代を生きる人は、必ずしも前の世代に縛られる必要はありません(キッパリ)。その意味で元「ドミノピザ」店舗の再利用は好ましいことだと考えています。ホントに。
なお現在のところ、本件に関する具体的な情報には接していません。